ならずもの | 初段になるための将棋勉強法

ならずもの

■『相振り飛車を指しこなす本(1)』…30ページくらい
■『5手詰ハンドブック』…26問
■『ひと目の手筋』…15問くらい
■将棋倶楽部24…1勝1敗



『ホントに勝てる四間飛車』で習った手筋が
実戦でたくさん出てきた日。





将棋倶楽部24では、「成り・不成」を選ぶ時、
基本時には「成り」が選びやすいように設計されている。
これは将棋というゲームの性質上当然といえば当然のことで、
歩や大駒を含めると、成れるケースでは
明らかに「成り」を選ぶケースが多いからだ。


ここ20局ほどで、無意味に大駒の「不成」を選ばれた対局が2局あった。
いつも必要以上に勝ちに執念を燃やしてしまう私だが、
本気の本気で

「こいつにだけは負けたくない」

と思うのはそんな時だ。


この日の一局目がその「不成くん」相手の将棋。
一週間ほど前に角交換時に不成を選ばれた時は

「不成…ですか?」

と思わず対局中にチャットでメッセージを送ってしまった
(もちろん、操作ミスだと思ったのである)。

「どうせ取られるから」

と返事が来た時は、よーし、んなら取ってやらないぞ、
と一瞬思ったが、取り返さないとやっぱり勝てないので
思いとどまったのだった。


この日はもう、その経験があったし
既にこちらだけ秒読みになっていたので
特に言葉を交わすこともなく読み続ける。

怒りが生む暗黒面パワーが炸裂し、
飛銀交換の劣勢から逆転に成功。
ちなみに最初の「不成くん」相手の将棋も
角交換までかなり劣勢だが、その後きれいな必至をかけて
勝利している。
アツくなるのは勝負事ではご法度だが、

「絶対にあきらめんぞ」

という気持ちになる面では、悪いことばかりじゃないのかもしれない。



2局目は負けたけどなかなか面白かった将棋。
対斜め棒銀相手の超がつくほどの急戦だったが、
途中で『ホントに勝てる~』で出てきた手筋を繰り出せる局面が
たくさんあって、

「おー、こういう流れを経て部分的にこの手が出せるようになるのか」

「ここは金を上がって受けて…」

「飛車を打たれたら銀で美濃囲いの連携を復活させて…」

と色々確認&試行錯誤しながら進めることができた
(展開上、棒銀の項目に書いてあった手の方が多かったが)。
こういう将棋をたくさん指していれば
絶対に地力は上がってきそうである。


1勝1敗で対局を終え、風呂に入りながら『ひと目の手筋』。
上がってから相振り本。
3時半になりコンビニにいき晩酌して寝る。
そろそろ仕事が忙しくなる。