ミシュランで二つ星がついた神楽坂の料亭「石かわ」に行ってきました。

あ、もちろん今回はさすがに自分の財布ではなく、家族と一緒に・・・。

ちょうどフランスからお世話になった知人が遊びに来ていたので、おいしい日本料理のお店に行こう、ということになって、ここが選ばれました。


料理は全部で9皿。


●先付 山形牛みすじ 独活 島おくら


石かわ

山形牛が溶けるような美味しさ・・・。そしてうどのサクサクした歯ざわりがたまりませんでした。

1皿目から「これは」という期待が・・・。


●揚物 蒸鮑 伏見唐辛子 早松茸 昆布塩


石かわ

鮑がやわらかくて美味しかった!そして秋の味覚の王様「松茸」の揚物を一足先に。塩で食べると美味しかった。

唐辛子は全然辛くなくて、香りだけがあるような感じでした。


●椀盛 鱧素麺


石かわ

骨がしっかりと抜かれた鱧はふわっとしてクセがなく、食べやすい。それと素朴な素麺の味とゆずの香りがうまくマッチングして、ほっとする味付けでした。


●作り 福子のあらい さんまのたたき


石かわ

福子とは、すずきの成長過程の魚のことだそうです。プリプリとした身に、思わずうなりました。

そして2枚目は薬味と一緒に・・・茗荷と一緒に食べるとすごく香りが良くて贅沢。


石かわ


そしてこれもまた秋の味覚、秋刀魚。私は秋刀魚が大好物!これを食べて、秋を感じて、とても幸せでした。

まだ、旬の脂がのった感じではなかったですが、さっぱりしていて良かったです。


●焼物 鰻炭焼 淡路の玉葱


石かわ


鰻は勿論、想像通り美味しかったのですが、それより、玉葱が美味しい!!

甘くて、香ばしくて、柔らかくて・・・。玉葱ってこんな食べ方があるんだ、と新しい発見ができた一品。


●中皿 赤座海老 生うに 桃 じゅんさい 茶豆のムースと酢立ゼリー掛け

石かわ

これは、食べた瞬間、みんながうなった料理でした。何故かというと、食材に「桃」が使われているからです。

桃と魚介、それもうにとの組み合わせは見たことがないですが、ほのかな甘みと臭みの無い新鮮なうにの風味がマッチしていて、新しい味でした。そして、美味しい。

攻めの料理だと感じました。


●煮物 伊勢えび葛煮 加茂茄子 


石かわ



これまではフランスの方と一緒だったのでワインでしたが、この辺から、日本酒も飲み始めました(笑)

新潟の〆張鶴の吟醸と一緒に。。。

伊勢えびの豪快な盛り付けが素敵ですね。


●食事 鮎ご飯 香の物 味噌汁


石かわ

いよいよ〆。季節によっては鯛茶漬けが有名だそうですが、今の時期は鮎。軽く炙り、香ばしさが出ている鮎が米にいい感じでインパクトを持たせていました。これは美味しかったです。


●デザート ココナツムース パパイヤのスープ


石かわ

名前の通り、パパイヤのとろっとしたスープの中に、ココナツのムースが浮かんでいます。

パパイヤの悪い意味での臭みがあまり感じられず、美味しくいただけました。

ただ、和食のデザートだから、旬の桃やぶどうなどを使ったものが良かったなあ・・・なんて贅沢を言ってみたり。


とにかく、どの料理も盛り付け・器ともにきれい。

サービスも良かったし、個室だったので、落ち着いて愉しむことができました。

また行く機会があるなら、、、行きたい!!


石かわ

住所:新宿区神楽坂5-37 高村ビル1階

電話:03-5225-0173