“科学を短歌によむ” | しずかのブログ

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こころとからだが元気になる日常のしあわせの素たちを紹介していきます

おはようございます、しずかです。

なんだか、「春ですよ」との声を聞いてからも冬が残っていますね

構って欲しいのかしら、

春と仲良く交代してねって伝えたいな~なんて思います



ちょっと珍しく、短歌ものの本


  科学を短歌によむ   諏訪兼位

いくつか面白いのがありました

科学者、医療従事者の視点からの短歌は

やわらかな言葉づかいというよりも

冷静な、観察的な短歌でなかなか面白く読みました

特に現代を切り取っているかのような

少し痛かった うた を1首だけ紹介



都会には人との距離を遠ざける磁石があるからEメール打つ
田中徹尾


心理学で“ヤマアラシのジレンマ”という言葉があります

田中氏は、それを磁石のN極同士・S極同士に例えています


小学校のころに磁石で遊びまくった覚えのある私には

かなり納得してしまう例え


実際に会ったり、直接電話したりすると

相互作用のものだから、摩擦も起きる


それくらいなら

自分の意思を正確に伝えることのできるEメールで済ませようと

「都会人は磁場を作る」 と田中氏は指摘して、

2003年によんだ短歌です




私もメール世代

できたら会いたいし、

電話も好きだけど

どちらも相手の都合がわかって、

時間が合って初めてできること

なので、

時間が読めない人とかなら

確かにメールで済ませよう なんて人もいるかもしれない
(アイフォンに変えて、ようやく文字打ちにも慣れてきて
 ずいぶん速くなったとは思うけれど、
 おそらく以前の携帯でのメール打ちの方が今は速いと思う
 なんて変な自信があるくらい
 私もメールっ子ではあるのでね)



反発し合って、

それがイヤというのもわからないではないし

わずらわしいこともあるのかもしれない


周りの“人との関係での摩擦”は

良い意味でも、あまりな意味においても

自分に返る反応



結局コミュニケーションは相手がどう受け取ったかが結果ですものねぇ




今日も最後まで読んでいただいてありがとうございます

寒い寒いと縮こまらずに周りを観ると、花も咲き始めています

今年の桜はどこに花見に行きましょ

あなたには、特別な・とっておきの花見の場所、ありますか


神戸は晴れています、今日もあなたにとってよい1日をお過ごしください