どおも、和尚である。
カスオに「お前は寺院以外出るな!」言われて、神社はカスオ担当となってしまった。
となると、出番はこの寺院探訪以外は、あおぞら通信のコラムのみになってしまう。
老兵は死せず、消えゆくのみ。
である。
さて
今日は、「生桑(いくわ)の毘沙門さん」こと
である。
初めて、というか、千福寺って名前、和尚知りませんでした。
いつも毘沙門さん、というか、そう看板にも出ておりまする。
四日市の中心街から西の方をみはらかす?と、
ちょっとしたお山の上に赤いお堂が見えます。
こいつが、このお寺。
結構な坂で、「毘沙門前」というバス停があるものの、そこから2キロくらい?坂道を登らねばならぬ。
和尚?
当然MAZDAの2リッターですいすい登って行きましたとさ。
毘沙門山寺でございます。
はい、この中国風というかなんというかの御堂は、S52年(1977年)に建てられたものらしいです。で、赤い欄干のところまで上ることができます。うんでもって、入場料は100円。誰もいませんが、きちんと箱の中に100円を納めてから、登ることにしましょうね。
そして、それを登ると。。。
はい、南の方向です。四日市の町から津、果ては志摩半島まで見ることができます。
次は・・・
さらに、逆の方向。。。
はい、鈴鹿山脈でございます。もう少し北の方に視線をずらすと、伊吹山も見ることができます。
何がいいかと言って、この風景を100円で独り占めできるというのは、天下を取った気分にもなりまする。
まあ、こんなに澄んでいる日ばかりではありませんが、隠れたワイドビュースポットではあります。
あ、興奮しすぎて、寺の紹介を忘れてた。
このお寺、天平8年(736年)ていうから奈良時代に、かの有名な近鉄奈良駅前に銅像もある行基さんがまず「永代寺」というのを作られたそうな。。そこから没落とか、焼き討ちとかあって、昭和33年に大和信貴山の別院として再興されて、現在に至るそうな。
また、この毘沙門さんは、ヒノキによる寄木造(日本史で習ったよね?)で、三重県の指定有形文化財になっている。本堂の中を覗いてみたら、ひっそりと立っておられました。
ただ、四天王の人であるので、踏みつけられている邪気がみられなかったのは少し残念でありました。
ささ、久しぶりの和尚でございました。
本当は和尚の「寺社」めぐりとなる予定が、カスオの横暴により
和尚の「寺院(のみ)」めぐりになることになり、次のお寺はどこへ邪魔しに行こうかと思案中でございます。
合掌。