こんにちは、空想機械イラストレーター城谷俊也です。
先日終了した「言の葉展」出品作第4弾。これで最後の作品となります。
『歪んだ心直します』という衝撃的なタイトル。
こちらの作品は、もともと技術評論社の書籍イラストのために書き下ろした作品です。
こちらの書籍の表紙として描いたときは、特に決まった制約などもなく
本の内容を崩さないテイストであればOKとのことでした。
「ネットワークスペシャリスト」という難しい資格試験のための
教材というとで、明るく前向きで努力が開花していくようなイメージから
華やかな孔雀の羽根をイメージしたソーラ発電機をイメージして描きました。
物語を創作する段階で、この絵を見つつ空想を繰り広げていると
発電のイメージもさながら、発光しているイメージが強い事に気付きました。
では、吸収した太陽のエネルギーをコントロールして人々の為になる
光を発する機械にしてはどうか…
太陽光を浴びる事により脳内でセロトニンが分泌されて
心のバランスを整えるという事を聞いていたので
この機械は、心の歪みを矯正する機械となった訳です。
また、孔雀は毒虫を食べることから邪気を払う象徴として
尊ばれてきたという経緯もあり、その意味でもこの孔雀の形をした
精神コントローラーは、しっくり来た訳です。
そんなこんなで生まれた物語。
ある心を病んだ男がやってきて、この機械で癒される。
かと思いきや…続きはスライドショーで(笑