著者: 筒井 康隆
タイトル: 富豪刑事

私が中・高生の頃、夢中になって読んだのは、筒井康隆さんと星新一さんでしょうか。
他にも都筑道夫さんとか豊田有恒さん、眉村卓さん。(知っている人いるかな?)

日本のSF界の先駆けの人たちは本当にすごい才能があると思います。

筒井康隆さんといえば、SFジュブナイルも秀逸なものを書かれていますよね。「時をかける少女」「ミラーマンの時間」「緑魔の街」など、学生時代、何度も読み返したものです。
今でも、すぐに内容を思い出せるくらいです。

後、「家族八景」シリーズは大好きで、大人になってから文庫本を購入しなおして、再読しました。やっぱり面白かった!
多岐川由美さんのNHKドラマのビデオも借りて見ました。
これも、あまりに安上がりな作りで、またそれはそれで楽しめました。
今でもレンタルビデオ屋さんにあるのかな?

今、深沢恭子ちゃんが主役をしていますが、「富豪刑事」これの原作は男性が主人公です。でも、ドラマを見て、女性の方がファッションも楽しめるし○だと思いました!

悪いことをしてお金を稼いだ祖父のため、世の為にお金をつかって罪滅ぼしをする刑事物。
事件解決に湯水のように私財を遣うのですが、その遣いっぷりが豪快で本当に面白いです。

1億なんて、はした金!
人の世離れした金銭感覚と行動ですが、みんなに愛されるようなとっぽい主人公は、原作もドラマも同じです。

筒井康隆さんを読んだことがなくても、とにかく楽しめる面白い小説だと思いますよ!
というより、どちらかといえば、ビギナー向きかも!