多国籍弁当問題ですが、先週の水曜日で
子グマ2自身がギブアップ!
あっさりと、でもありませんでしたが、
日本式弁当に戻ることで問題は解決いたしました。
わずか1週間の、7歳児の葛藤でございました。
あ~、もう、面倒くさいったら・・・。
とりあえず、フォローとして、子グマ2の担任教師に
「かくかくしかじかですので、機会のございます時に
子供達に『他の子の食べてるものにちょっかい出すな』と
ご指導いただければ幸いです」
と、メールした。
返事はまだない。
兄貴の子グマ1によれば、彼のクラスメートはもう
慣れたもので、誰も何も言わないが、一人だけ
「きみの弁当、美味しそうだよな~」と
毎日のぞき込む子がいるという。
それは、メキシコ人の少年だ。
う~ん、メキシコ料理に日本料理は通ずるものがあるのか?
クマ家はみんな、メキシコ料理は大好きだが・・・。
さて、今、クマ家では白クマが出張中である。
このクマは、年に何度か出張に出る。
ほぼ毎月、日帰りでは遠出をしたりするが、
何日も帰って来ない出張というのは年に数回、
片手で数えるほどである。
今回はモハビ砂漠に出かけている。<サイテー
飛行機で行ければ良いのだが、事情があって車である。
片道16時間走行である。
国道5号線に乗って、直進15時間というやつである。
「でんわ。な!でんわくれ!いつでも良いから。
おれ、暇だから!お前の携帯と俺の携帯、
通話料金無料だから!」<タダトモなのか?
などと言い残して奴は出発して行った。
そんな直線コース走ってるあんたと、何しゃべるねん?
あたしゃ、あんたがいなくても色々と忙しいんだから
だらだらと電話なんかする気ないっての。
暇があったらハマちゃんが貸してくれた三国志が
読みたいんだっつの。
そんなクマ妻の忙しさと裏腹に、やはり奴は日に3度も
電話をかけて来ている。
「今、○○ってとこでご飯食べてる~」
「・・・あ~そ~。何食べてんの?」
「サンドイッチ~」
「・・・あ~そ~。・・・で?」
会話、続かんがな。
「お前今何やってんの?」
「子グマ達の宿題見ながら洗濯物干すところ・・・」
「あ、じゃ、忙しいな」
いつも忙しいんだっつってんだろよ。
「今日は午後どっか行くの?」
「・・・行かないわよ。子グマ2の友達がふたりも
母親と一緒に遊びに来るのよ」
「あ、じゃ、忙しいな」
だからいつも忙しいんだっつってんの。
あんまり相手をしてやらないのも可哀想かなと思っていた
矢先、オバマ大統領がノーベル平和賞を取ったという
ニュースで、遅まきながら夜のテレビニュースなどを見た。
毎度腹の立つことに、バッシングをするコメンテーターが
何人もCNNニュースに出て論じあっていた。
・・・んんんんんにゃんだとおおおおおお~~~!?
文句があんならてめえが大統領になって
ノーベル賞取ってみろおおおおおおおおおお~~~!
大体こいつらってのは、ヘルスケア関連の時でも
「オバマは人種差別の悪魔で、このままではヒットラーの
再来になってしまう!それで良いのか!?」
などという、誠にキチガイじみたことを叫んでいた。
深夜のトークショーに、つい先日にこやかに現れた
オバマちゃんは、
「あれって、どう思いますか?」と、司会の
コメディアン(ディヴィッド・レターマン)に聞かれて、
「あ~、あのですね、私は大統領に選ばれる前から
黒人だったんですけど、ご存知でしたか?」
と、切り返して爆笑を買っていた。
頭の良い人なのだ。
ま、とにかく、無関心な(というか理解できてない)
子グマ達が勝手に遊んでいるリビングルームで、
一人でこのテレビニュースに向かって
「なにこくだ、このバカタレ!」
とか言っていたら、
「あ、そうか。こういう時に電話すりゃ良いんだ」
と気がついたので、白クマに電話をしてみた。
「あ~、あんた今ひま?」
「え、うん、なんで?」
「あんた、今日、ニュースとか見てる?聞いてる?」
「いや、あんまり、なんで?」
「大変なのよ!オバマさんがノーベル平和賞取ったのよ!」
「あ、ああ~、それはどっかで聞いたかも~」
「それがさ、今、CNNのニュース観てんだけどさ、
あ、あんたもホテルの部屋ならCNNつけなさいよ!」
「え?あ?ああ・・・チャンネルわかんね~や」
「ったく、しょうがないわねえ。とにかくね!
せっかく素晴らしい賞もらって、しかもまた、
そのオバマさん本人のホワイトハウスでのコメントが
素晴らしいわけよ!そんなのにさ、ネットとかで
バッシングがすごいことになってるらしくて、
CNNでもアホコメンテーターが何人も出て
ぶっこいてるのよ!あんたどう思う!?」
「え?ああ、ええ?よくわかんないけど、まあ、
何でも言う奴らは言うだろうよ~」
「そりゃそうなんだけどさ、私はハラが立つわけよ!」
「・・・ああ、はいはい」
「こういう話題ってさ、なんだかんだ言って、
私ってしゃべる相手があなたしかいないのよねっ!」
「あ~、ハマちゃんとかに電話してみたら?」
「ハマちゃん?ハマちゃんはハマちゃんの旦那さんと
喋るんでしょうよ」
「あ、どうだろな~、あそこの旦那はあんまり
政治とか興味なさそうだよな~。オバマとか、
野球でも始めないかぎり、ニュースなんて観ないんじゃ~」
「なんじゃそりゃ?」
「いや、なんとなく・・・」
「ま、それじゃ、あなたも明日は早いんだろうから
早く寝なさいね」
「あ、うん。じゃ、お休み」
「はい、お休み」
ああ、夫の相手をしてあげるアタシってなんていう
えらい妻なんでしょうっ!<大きな誤解
ま、無事に帰宅してくれるよう家族は待ちましょう。
オバマさんの受賞ニュースは、昨今まれな、
素晴らしいニュースだった。
がんばれ、オバマちゃん!
クマ妻は選挙権もないけど、応援してるわっ!<迷惑千万

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