先日、ジュリ友のハマちゃんちに招かれた。
ハマちゃんちも新しいBBQグリルを買うというのである。
それで、その試運転パーティに出かけて行くことになった。
ハマちゃんは春に新居へ引っ越したので、その後の
リモデリングで忙しい。
自分の家ならば、あっちも直し、こっちも改良し、
明るい未来を夢に描いて、楽しそうな事この上ない。
良いなあ~。
と、素直に羨ましいクマ妻一家である。
ハマちゃんちに行くと、何が嬉しいって猫である。
ハマちゃんちにはビリーくんとオビーくん(実名)という
でかいにゃんころがいて、オビーくんは赤の他人にも
優しい猫なので、クマ妻とも子グマ達とも遊んでくれる。
ああ~、にゃんこ~~~。<危険な精神状態
ハマちゃんちの少年2人の友達や、ご近所さんや
ミスター・ハマ氏のご同僚氏やそのご家族などが
わいわい集まって、非常に楽しかった。
そして何より、ご飯がおいしかった!
チーズバーガーとマリネされたパプリカと玉ねぎと
ポルチーニ茸、牛肉と焼きおにぎり(クマ妻持参品)と
豚のリブのBBQに焼きとうもろこし!
く~~~っ!げきうま!
ハマちゃんちのグリルは、クマ家の黒べえとは違って、
正しいチャコールグリル。
メスキートの香りがついたチャコールを、上手に火をつけ
灰が真っ白になるまで熱くして・・・。
食べ物の香りがぜんぜん違う。
やっぱり、手間をかけるとそれだけ美味しいんだよなあ。
デザートにと作っていった
クマ妻のシュークリームも受けていた。
このブログにコメントをくださるokakaさんのブログで
彼女がシュークリームを焼いた話を書かれていて、
「あ~、もう何年も作ってないなあ」
と思い出してレシピ本を開き、懐かしいなあと
思いながら、たっぷり焼いてみた。
(クリームを詰める前の焼きたてシューの山)
最初の温度設定を間違えたので、気持ち、ふくらみが
悪かったが、味は結構良かった。
本当は白玉みたいな和菓子を持参しようと思っていて、
黒みつもどきも煮てあったのだが、シュークリームで
正解だったようだ。
ただ、他のお客様の数の予想がはずれていて、
もっと持って行けば良かったと後で後悔。ま、ま。
ハマちゃんの少年の友達ってのが、フランス人と
アメリカ人のハーフで、しかも母親がショコラティエ!
そんなお方の前に出たクマ妻のシュークリームは
どきどきして冷や汗をかいていたが、
「おいしいよ~!」とお褒めの言葉をいただけたので
非常にほっとした。
シュークリームは英語ではクリームパッフだが
フランス語ではシューアラクレームなのだ。<なんのこっちゃ
これからは、「フランス人のハーフにも誉められた!」
と、胸を張ってシュークリームを焼こうと思った。<?
ちなみに上記の黒みつもどきがなぜ「もどき」なのかと
言うと、黒砂糖がなかったからだ。
だから、ハワイのピュア・ケイン・シュガーという
ザラメのような砂糖と、こちらでいうブラウン・シュガー
という三温糖のようなものを半々で煮てみたのだ。
沖縄の黒砂糖で作った黒みつとは比べ物にならないが、
白みつよりはこってりとしていてなかなか美味。
白玉にかけたら結構いけた。
大概のお菓子はやろうと思えば家庭で作れる。
シュークリームのレシピも載っているクマ妻の
「懐かしのバイブル」的な本がこちらだ。
主婦の友社から出ていた「楽しい手作りのお菓子」。
なんと、30年前の本だ。
お菓子作りにあこがれてあこがれてあこがれて、
オーブンもないくせに買って、ただもう頁を繰り返し
めくっていたクマ妻の夢の本。
こうして本当に、次から次にこの本のレシピ通りに
お菓子作りをするような未来がわかっていたら、
あの、小学生だった自分に「今にできるから」と
言いに行ってやりたいくらい、懐かしい。
こういう本というのは、何十年経っても(喩えでなく)
問題なく役に立つものであるらしい。
表現の仕方も写真もイラストも、レシピの言葉もメニューも
非常にレトロというか、古めかしいことは本当なのだが、
結局のところ、スポンジケーキも絞り出しクッキーも
シュークリームもパイもチーズケーキもババロアも、
基本は何十年も変わっていないのだ。
何よりも、卵と小麦粉とバターだけで、こんなものを
開発するフランス人シェフはすごすぎる!
シューって、何年くらい前に作り出されたものだろう?
きっとマリー・アントワネットとか、そんな人達の為に
誰かが考えだしたものなんだろうなあ、なんて考えながら
作るともっと楽しい。
(でも、ちょっと調べてみたら、シュークリームは19世紀の
出自らしい事が判明。なんとなく残念ですね。ははは)
なお、写真の本の下になっている黄色いバインダーは、
クマ妻が誰かに教わったり、自分で改良したり、
新聞や雑誌を切り抜いたお菓子レシピをまとめ続けて
いるもの。
クマ妻にとってはかけがえのない宝の本だ。
まだまだ作った事のないレシピも沢山ある。
これからも色々と楽しみが多い。
クマ妻の製菓の趣味は終りが見えない。
ああ。
本音で喋れる人達と、おいしい食べ物を囲んで、
子供達は勝手に興奮してかけずり回り、
ふかふかの猫もいて、自分で料理してないのに
更に美味しいものが出て来て、お酒なんかもあったりして、
白クマも正しいアメリカ人に変身してて、
シアトルなのに晴天で・・・。
幸せって、こういう事を言うんだよなあ~と思った。
ハマちゃん、ありがとう!ごちそうさまでした!
今度は是非、我が家で!<私信
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