先日のブログでも書きましたが、実は先週1泊2日で行って来ました
カーブドッチ。
朝9時の新幹線で新潟へ向かい、着いたのは13時頃。
カーブドッチ内のレストランでランチ。
その後はワインセラー巡り。
ワイン製造の責任者の方に説明を受けながら、約1時間半をかけて色んな所を見学させてもらいました。
こちらの責任者の方は31歳。
収穫時期の9月から10月は、休みなく朝5時から日付が変わるまで仕事になるらしい。
ブドウ栽培からワイン製造までを5人で行うとの事。
『僕はこの仕事が出来て幸せです。』
と明るくおっしゃっていた。
質問すれば何でも答えてくれる。
ワイン作りの他、経営の話にもなり、ワイン作りのリスク、儲け、資産など、本当に勉強になるし、面白い。
あとはワインを試飲して、温泉入って、フレンチフルコースを食べながら色んなワインを飲む。
目の前に広がる広大なブドウ畑と、たくさんのバラ。
そこは、ゆっくりとした時間が流れ、日本にいる事を忘れてしまうほど。
宿泊費、交通費、飲食代を考えると、ちょっとした海外旅行に行くより高くなるが、これは経験したほうがイイ。
カーブドッチを作った落氏に心より敬服。素晴らしいです。
【以下、備忘録】
垣根式栽培。ブドウの大きさは拳大。
食べる用のブドウは棚式栽培。
自然災害リスク回避のため、地元の農家に半分作ってもらう。
年一回、9月から10月半ばに収穫。朝5時からやり、その時期は帰宅は0時を過ぎる。
五キロくらい痩せてしまう。栽培からワイン製造を五人でやってる。
風の通りをよくするため、ある程度葉っぱを取る作業を一人でやる。
醸造タンク(ステンレスタンク)、ドイツで買えば一個20万円。日本だと80万円。
白ワインは醸造タンクに白ブドウと、ワイン用酵母を入れる。
何回も移し替えて透明にする。
赤ワインは、タルで発行させる。
木タルで保存。
木タルの年数とメーカーと中の焼き方、国によって、木のニオイが変わる。
9本のタルのワインを混ぜ、味を調整する。
ワインは出来たブドウの質で決まる。
ワインによって、グラスに注いでから空気に触れさせることにより、酸化したほうが美味しいものは、口の広いグラスを使い、回しながら飲む。
毎年作ったワインの中から何本かは取っておく。
それが資産となるが、それが出来るようになったのは、ここ5年ほど。
ワインは売上が立つまで3年から5年かかる。
何年も取っておくワインは途中でコルクを新しいものに交換する。
日本はワイン後進国のため、質の良いコルクは入ってこない。