Zend Framework その1 - スーパークイックスタート | しろはらくいな北上前線

Zend Framework その1 - スーパークイックスタート

PHPのフレームワークの続き。

Zend Frameworkをダウンロードして、インストールして、動かせるようになるところまでやってみます。

まず、Zend Frameworkとはどんなフレームワークか検索。
  • ライブラリ集として使える
  • 機能同士が依存し合っていない
  • だから好きなの使え
というものらしい。

それじゃー本当にライブラリとしてだけ使ってみよう!
フレームワークとしてのその他の機能(MVC等々)は一旦無視しておきます。


■環境

OS:
Windows7 (なんでもいい)
Webサーバ:
Apache2.2.14 (なんでもいい)

プログラム言語:
PHP5.3.1 (PHP 5.2.4以上ならなんでもいい)



ローカルのテスト環境に、以上がそろっているものとします。
この環境の構築については、過去の記事Windows7にApache2.2とPHP5.3とMySQL5.1をインストール

以降、Zend Frameworkに関する記事は、全てこの環境を前提として書いていきます。

■手順


1.ダウンロード

ダウンロード元:
http://framework.zend.com/download/latest/

インストーラ:
ZendFramework-1.9.7.zip

ダウンロード元ページの一番下、Latest Releaseとある表のzipのリンクからダウンロードします。


2.インストール

ダウンロードしてきたzipを解凍すると、ZendFramework-1.9.7というフォルダができます。
その中にlibraryというフォルダがありまして、実際に使うのはこれだけみたいです。
なのでこのlibraryだけを取り出して、ドキュメントルート直下にそのまま突っ込みます。
ドキュメントルートがC:\Apache2.2\htdocs\だとすると、
C:\Apache2.2\htdocs\
          └ library\
            └ Zend\
              ├ Acl\ …
              ├ Amf\ …
               : :
というファイル構成になります。


3.動作確認

動作テスト用にPHPファイルを作成します。
ファイル名をtest.php、場所をドキュメントルート直下とします。
C:\Apache2.2\htdocs\
          ├ test.php
          └ library\ …

中には、Zendのライブラリを一つ呼び出して実行する処理を書きます。
数あるライブラリから簡単そうなのを探して、日付処理のZend_Dateを使ってみることにしました。

C:\Apache2.2\htdocs\test.php
// ライブラリを呼び出す
require_once "./library/Zend/Date.php";

// インスタンスを作成する
$date = new Zend_Date();

// 日付を表示する
print $date;

このファイルにアクセスしてみます。
http://localhost/test.php
今現在の日時が表示されれば成功。

これで終わり。できちゃった!超かんたん!Zend Frameworkマジ楽勝\(^o^)/



…次からちゃんとやります。

あとがき

以上のやり方でも一応、Zend Frameworkを使えた!ということにはなるはずです。
単なるライブラリとして、PEAR(PHPの標準ライブラリ。→http://pear.php.net/manual/ja/)の代わりに使えますね。
必要なライブラリだけつまみ食いして、他のフレームワークに組み込んだり、
フレームワーク無しの設計に取り入れたりしてもよさそうです。
Zendさんは好きに使えって言ってますもんね。

もちろん、このままではいわゆるMVCフレームワークとしては全く使いこなせていません。


というわけで次から、マニュアルを読みながら一から勉強していきたいと思います。

こちらの記事へ続く。→Zend Framework その2 - マニュアルを読んでみる