こんな記事がネットで出ておりました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c6bc37b45ac7839a5af9f9bd4005be12bbed9463
■サラリーマンは絶滅危惧種
サラリーマンはもはや完全に「絶滅危惧種」となった。その理由は、日本の経済成長がほぼ止まったこと、人口の伸びが止まったこと、そしてなにより、少品種大量生産の時代が終わったことが挙げられる。
つまり、環境が変化したのである。
2019年5月、トヨタ自動車の豊田章男社長は記者会見で、「なかなか終身雇用を守っていくのは難しい局面に入ってきた」と述べた。時を同じくして日本経団連の中西宏明会長も「終身雇用を前提に企業運営、事業活動を考えることは限界がきている」と発言している。日本型雇用システムはもう維持できないと、経済界がついにさじを投げたのである。
トヨタというのは、かつて奥田碩元社長が「経営者よ、クビ切りするなら切腹せよ」という言葉を残したように、社員のリストラには否定的であり、日本型雇用システムの象徴ともいえる存在だった。
しかし、日本の基幹産業である自動車産業はいま、EV(電気自動車)や自動運転というテクノロジーによって「移動産業」へと移行する大変革期に直面している。その激変する環境に対応するため、トヨタはいま本気になって、人事システムや評価制度の見直しを行っているのだ。
■「働かないおじさん」の正体
そして近ごろ、新聞紙面や雑誌などでよく目にするようになったのが、「働かないおじさん」や「妖精さん」といった、40~50代のサラリーマンを揶揄する言葉だ。
みなさんの会社でも探せば見つかるのではないだろうか。会社にはいるが、仕事をしているようには見えず、それでもそれなりの給料をもらっている存在が……。
日本型雇用システムにおいては、終身雇用や年功序列などの特徴から、若いころは多大な労働力を提供しながら給料は低く抑えられ、年齢が上がるにつれ給料が上がり、50歳前後になると、給料が生産性を追い抜いてしまうということが起きる。
つまり、働かないおじさんたちは若いころの会社への貸しをいま、取り返しているのであり、日本型の雇用システムの象徴といえる存在なのだ。
そんな彼らがクローズアップされていることと、トヨタなどが日本型雇用システムの刷新に手を付け始めたことは明らかにリンクしている。日本型雇用システムからの脱却──社会の流れははっきりとその方向に向かい始めた、ということである。
まあ、一部を抜粋して掲載しましたが。
どこの会社でも、同じような人がいるのかもしれません、「働かないおじさん」。
そうゆう人の存在が、真面目にやってる他の社員の士気に影響を及ぼし、組織がギクシャクすることって往々にしてあると思います。
さて、仕事が遅く余り生産性が良くないけど、遅刻せず時間内は一応勤務する人と、サボったり真面目じゃないけど、営業成績はそこそこの人と。
う~ん、どっちも良くないですよね(苦笑)。
仕事でもなんでも、メリハリって大事と思うし、でも仕事に対する「心持ち」としては、上昇志向でいないとダメかなと思います。
経営者が「生産性」「合理主義」「コスト至上主義」を声高にしたら、従業員は非常に高いスキルであったり能力を求められ、なかなかきついと思うし、いろいろと軋轢も生まれると思います。
そのバランスが難しく、どこの企業、会社の経営者は頭を悩ませてることだと。
だったらいっそ、非正規雇用にして人材派遣会社から来てもらって、人件費を抑えると同時に経営側の労務管理をシンプルにしよう、って考えることが、この先もどんどん増えてゆくかもしれません。
会社への忠誠心は期待しなく、持ってもらわなくても良い、その代わり単なる駒、歯車として、代替えが効く単純労働なんかは特に、個人の資質や能力関係なく「使用人」として雇えばいいわ、って。
上記、トヨタ自動車の記事を見ると、そうゆう風に進めてゆくぞ、景気悪くなったら派遣切りし、人が足りなくなったら雇えばいい、っていう人材の流動性を更に推し進めてゆくからな、と俺は捉えたんですが、いかがでしょう?
特に大企業に於いては、リモートワークが更に進み、マジで営業社員がいらなくなったり、管理職マネージャー以外、派遣社員で賄うという時代が来るかもしれません。
「正社員」って言葉が、絶滅危惧種になったり(笑)。
浦川原農産物加工組合に於いて、たまにパートのおばちゃん、おじちゃん達に来てもらって作業をお願いしてますが、その方達の生産性が非常に良く、スキルも高く、知識も豊富、休憩時間は会話が飛び交い和気藹々で楽しく、それでいて賃金は正社員に比べれば安いので、本当に有難く感謝ですわ。
梅雨が明けたので、ようやく梅「干し」ができます。