今日は髪の毛とダメージの関係についてお話したいと思います。
それにはまず美容室メニューの攻撃力を知っておく必要があります。
数値が大きいほど髪に与えるダメージも大きくなります。
一般的な美容室技術の攻撃力
パーマ -15
カラー -15
縮毛矯正 -40
ブリーチ(脱色) -40
コテ アイロン ホットカーラー -0.3
ブロー -0.1
シャンプー -0.05
これをよく覚えておいてください。
まず何もしていない髪の毛(バージン毛) 耐久力は100ポイントあります。
30ポイントを切ると要注意になります。
左が毛穴 右が毛先です。 髪の毛は1ヶ月に約1センチ伸びるので解りやすいように線をひきました。
それでは 全体にカラーリングをしてみましょう!!ー15の攻撃力です。
耐久力が85になりました。
さてここからが問題です。髪の毛は毎月約1センチずつ伸びてきます。
解決策として美容室だけで出来る技術、根元だけ染める(リタッチ)があります。
リタッチだけして約1年間、髪の毛の耐久力はこのようになりました。
(シャンプーやブローを考慮してー2追加してます。)
そして もうひとつの解決策
めんどくさいから自分で染めちゃえ!!あ○カラーとか簡単だし!!があります。
そして1年後、、、、
こうなりました。
どうしてこうなってしまったのか?毎回全体にフルパワーの強い薬で染めたからです。
5センチ目(25ポイント)の髪の毛からはフワフワとまとまりがなく、0ポイントからは濡れると手触りがかわります。
しかもスカスカになった毛先がカラーリングの色素を吸いすぎて黒くなっています。
明るいブラウンで染めたのに黒っぽくなっていませんか?
根元は明るいのに。 それはこういう理由です。
美容室では全体を染め直す場合 明るくする必要がなければー15の薬をパワーダウンして調節しています。
攻撃力0に近いハナヘナを使用する場合もございます。
次はバージン毛から縮毛矯正にチャレンジです!!
ツヤツヤサラサラストレートになりました。
ん?耐久力は60しかなくなりましたね。
そして半年後、、、、、クセも出てきたしかけ直そっと!
-20やー5ぐらいの薬もあるのですが、、、、
少しクセも出てきたし 前回と同じ薬で全体かけなおしましょうね^^
繰り返すこと1年半 そして結果は
根元はストレートだけどなんだか最初みたいにまとまらない、、、、、、、
毛先がチリチリしてる??
ちなみに1年間ホームカラーを続けた方が、ハイパワー(-40)の縮毛矯正にチャレンジした場合
一発 KO(ノックアウト)です、、、、、、、
いかに薬のパワーを落としてかけるのか?
SHIPでは日夜研究しております。
おまけ
生え際や もみあげ付近の細い髪の毛
この髪の毛は生まれながらにして耐久力が50くらいしかありません。
つまり、2週間に一回生え際だけホームカラーしている方は1ヶ月半でほぼZEROに。
縮毛矯正ではハイパワー1回半でZEROになります。
ホームカラーで黒く染まった髪の毛を明るくしてほしい、、、
(耐久度0に近い髪の毛にー40近くの薬(ブリーチ剤)をつけて、明るくなったらー15近くの薬をつけます。)
ストレートパーマでチリチリになった髪の毛を元に戻して欲しい、、、
(これは完全には元にはもどせません。出来るのは誤魔化すことだけ)
そしてここには避けられない事実があります。
一度傷んでしまった髪の毛は元には戻らない。
傷まないパーマやカラ-そんなものはないのです。
ホームカラーは簡単で値段も安く時間も取られません。
しかしこんなデメリットがありますのでオススメしておりません。
今回はこうして髪はダメージしていくというお話でした。
注)あくまでも一般のお客様とコミュニケーションをとるためのイメージであって実際の毛髪科学では違うところもございます。
今回参考にさせていただいたブログ
髪の毛は減点法で死んでいっちゃうよ
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