【輪島塗】しおやす漆器工房のスタッフブログ

創業以来150年にわたり「輪島塗」の老舗工房として多くの漆器を創造してきました。
これからも多くの方々に「輪島塗」の世界をお見せできたらと考えています。
新商品の紹介や、若いスタッフの目線からの「輪島塗」、地域のことや些細な出来事まで綴っています。


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こんにちは。

いよいよ春ですね~

日差しが暖かくて心地がいいです。


みなさんも、もう春だな~

なんて感じる瞬間はもうきましたか?


ちなみに

しおやすに季節を運んでくれるのは、

実はトイレ掃除にきてくれる盛岡さんです。

トイレの猫柳ももうすっかりふくらみ春の準備です。



さて、

塩安では「なおしもん」も承っております。

「なおしもん」とは、漆器の修理のことです。

漆は自然のものですので、

長く使っていると

色が変わってきたり、

ひび割れたりもします。

落として欠けてしまったものでも、

あきらめずに、どうぞご相談ください。



よくお客様に

「傷つきやすいでしょ?」

「色がはげてこない?」

という心配の声を頂きます。



確かに使っていれば、そういったこともあります。

けれど、どんなものでも

使えば少しずつ変化するものではないでしょうか。


買った時のままを維持するのではなく、

漆器は使い込んで、また直しながら使うことで、

お客様だけの一品になっていくのです。

漆は生き物ですので、

お客様一人ひとり、おいていただく環境により、

色味に変化があります。


そんな風にモノの変化や時間の流れを

楽しむことができるのが、

また漆器の良さでもございます。


「直しながら使う」ということを

ものを捨ててしまう前に

棚の奥にしまい込んでしまう前に

少し頭に浮かべていただければ、

きっとまた、お客様とモノとの関係が

より身近になるきっかけが

生まれるのではないかと思います。



輪島塗の丈夫さの由来は

日々の生活で使うのに耐えうる器を

追求したところにあると聞きます。


でも「親子3代100年の堅牢さ」の裏には

本当は直しながら使うことで生まれる

使い手のモノへの優しさが

その言葉を支えているのではないかと感じます。

どんなに丈夫と謳われていても、

使う人の手に渡って、

傷ついて捨てられてしまえば、

それでおしまいですから。


春が来ると、なんだか新しいものを買いたくなっちゃいます。

が、しかし!

今年の春は、いつもの年とちょっとだけ

気持ちをずらしてみるのもいいものです。


今年の春は、買うのではなく

直して使うものを一つ

考えてみませんか?


気になっていたあのひび割れ、直してみませんか?


一つのものを大事に。

そのお気持ちを

どうぞご連絡ください。


*申し訳ありません、お箸の修理は承っておりません。

*修理をした写真は後日また掲載します。。。

塩安漆器工房

千田


〒928-0032

石川県輪島市小伊勢町日隅20


TEL:0768-22-1166     

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