こんばんは!

昨日、ある朝の情報番組で



"My name is ..." という表現はもう古い!



と紹介されていたので、これは日記を書かなければ!と思ったわけですが。



その番組では、



「「「「「「「「「「「「「「「「「「


My name is ... 「私の名前は○○です」


という表現は昔の人が使う言葉。


今ではもうあまり使われない


これを日本語に訳すと最悪の場合、



拙者の名は○○でござる



というニュアンスになる。



My name is ... の代わりに使われるのは



I'm ○○. 「私は○○です」



である。


」」」」」」」」」」」」」」」」」」


と紹介されていました。



実は "My name is ..." に関する議論は少し前からされているのですが。



確かに、My name is ... は少し堅苦しく、古臭い印象を受けます。


人とのコミュニケーションの中で頻繁に使われるのは、My name is ... ではなく、I'm ... の方でしょう




私たちの多くが、自己紹介をしたり自分の名前を述べたりする場合には



My name is ... マイネームイズ... と言う



と教わったでしょう。



実際番組を観て興味深かったのは、文部科学省の教科書担当者でさえも、


My name is ...


と自己紹介していたことです。




そう、言語というものはどんな言語においても時代とともに変わるものです。


言語と文化は密接に関わっていて、文化の流れとともに言語も変化するのです(言語変化 language change)。




番組でも、「"My name is ..." はお年寄りが使う表現だ」 と話すネイティブスピーカーの人が紹介されていましたが。



確かに、会話中で "My name is ..." を使うことはかなり少なくなったかもしれません。



しかし無視してはいけないのが、「場面」 や 「状況」 です。




面接試験などで自分の名前を紹介する場合には、I'm ... よりも、My name is ... の方が好まれます。


つまり、フォーマルな場面ではいまだに My name is ... の方が使われるのです。


Interviewer: May I have your name, please? 「お名前をどうぞ」


Interviewee: ○ My name is Taku Shinzato. 「(私の名前は)新里卓と申します」

         △ I'm Taku Shinzato. 「私は新里卓です」



My name is... = 「拙者の名は○○」などという訳はあまりにも大げさです。


もちろん、「フォーマルすぎる」 という印象は受けますが、就職面接でくだけた口調で


I'm Taku Shinzato.


というよりはよっぽど


My name is Taku Shinzato.


の方が印象が良いです。




逆に、くだけた会話や自己紹介の際には、My name is ... ではなく I'm ... を使うとよいでしょう。




テレビ(特に朝・昼放送される情報番組)では、インパクトを持たせるためによく誇張されることがあるので、英語表現などが紹介されたときにはまずそのあとに自分で調べてみることをお勧めしますよ!






さて、同番組では


Thank you very much. も使わない


というように紹介されていましたが、少し論点が異なるので、これについてはまた次回お話しましょう。



See you!