こんばんは!
日本は昨日から選挙の話で持ちきりですね!
テレビをつけても選挙の特番がすごいです。
さて、今回は、
Come visit us
という表現についてお話します。
この表現、英語圏にいると非常によく耳にします。
「おいでよ!」
ぐらいの意味になるでしょうか。
Christmas Holiday Sale! Come visit us!
デパートのこのような宣伝は、少しテレビをつけてみるとすぐに聞くことができるはずです。
では、なぜ come visit us は、動詞が2つ続いているのでしょう?
英語は基本的に、述語動詞は1つしか使うことはできないはずです。
にも関わらず、come visit us という表現では、come と visit という動詞が二つ続けて使われています。
この場合は、come と visit の間には、接続詞の and 、もしくは <目的>を表す to不定詞 が省略されていると考えるのです。
Come and visit us.
直訳: 「来て、そして私たちを訪れて」
Come to visit us.
直訳: 「私たちを訪れるために、来て」
もちろん、上のような文が本来英語の文法らしい文法なのですが、特にアメリカ英語などでは、このような and や to が省略された
come visit us
という形が多く使われます(くだけた場面、口語では特に)。
このような形をとるのは、
go や come
という動詞です。
Let's go see it. ← Let's go and/to see it.
「それを見に行こうぜ」
Come join us! ← Come and/to join us!
「一緒に参加しようよ!」
これらの表現がなぜ and や to が省略されるようになったかはよくわかっていません。
ですが、go や come という動詞は、「行ったり」「来たり」した後に、もしくは「行ったり」「来たり」するために、同時に何か違う行動をすることが予想されます。
そのため、その行動を表す動詞とセットで使われるうちに、and や to が省略されるようになったのではないか、と私は(勝手に)分析しています。
もちろん、文体ではこのような言い方をすると少し良くないかもしれませんが、特に日常会話では
come visit us.
という表現を多用するので、ぜひ覚えておいておきたいですね。