こんばんは!
日本シリーズがいよいよ盛り上がってきましたね!
昨日はサヨナラで日ハムの勝利、今日は巨人の勝利で巨人が王手。さて、これから勝負はどのようにころぶのでしょうか!
さて、今回は get on と get in の違いについて紹介します。
get on と get in は、
「~(乗り物)に乗る」
と訳されますが、この異なる二つの前置詞はどのように使い分けられるのかというと。
乗り物の種類によって、on と in が使い分けられる
ということができます。
もともと、前置詞の on は、「何かに接触している」という意味を持ちます。
よく on は 「~の上に」という意味だと勘違いしている方が多くいますが、その理解だと以下のような例を説明できません。
There is a fly on the ceiling.
「天井にハエがいる」
??「天井の上にハエがいる」
つまり、天井(ceiling)にハエが接触している、ということなので on を使っているのです。
詳しくは過去の日記をご参照ください。
「前置詞 "on" の理解」
http://ameblo.jp/shinzato-english/entry-11267971739.html
バスや電車などに乗るとき、英語では、
「バスや電車に接触する」
と考えるのです。そのため、前置詞は on が使われます。
I got on the train.
「電車に乗った」
一方、車やタクシーなどに乗るときには、
「かがんで中に入る」
と考えるのです。そのため、前置詞は in が使われます。
I got in a taxi.
「タクシーに乗った」
車だって接触するじゃないか、と思われるかもしれませんが、ここでバス・電車と、車・タクシーの違いについて考えて見ましょう。
バス・電車は、普通、公共交通機関です。
行き先は決まっており、乗客が急に行き先を変えたいとか、特定の場所に行きたい、というリクエストには応えられません。
つまり乗客は、決められたルートを走る乗り物にただ「くっついて」その場所まで連れて行ってもらっているにすぎないのです。
そのため、ただ「接触している」と考えられるため、前置詞は on が使われます。
反対に、タクシーは急に行き先を変えてもそのリクエストに応えてくれるし、ピン『ポイントで特定の場所まで連れていってくれます。また、自分がドライバーとして車に乗るときにも get in を使います。
そのため、「くっついていく」というイメージはなく、車という「空間」の中に入る、という考え方をするのです。
お分かりいただけましたか?
実際には get in も get on もあまり明確に使い分けられていないことも多いですが、この両者にはちゃんとした違いがあるのです。