いつか | 我が家の晩御飯

いつか

彼女がこの世の全てだと思っていたあの頃僕は幸せだった


彼女がこの世の全てだと知ったとき僕は絶望を知った


もし彼女がこの世の全てでなければ僕は何を思うのだろう


その先に何があるのだろう


光が必要なわけじゃない


闇でもかまわない


しかしそれを知る統べも勇気もない


あるのならそれだけでいい


いつかやすらぎの地へ旅立とう


優しい風が全てを包みこんでくれる


そんな世界へ