小さな会社のための「お金とご縁を引き寄せる経営」渡辺進也の公式ブログ
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 最初次のページへ >>

たらいの水の原理

 今日は「たらいの水の原理」をお話します。


 一生懸命やっているのに、成果が上がらない方や
 行動の割には、結果が出ていない方は、
 もしかしたら、
 この「たらいの水の原理」が働いているかもしれません。
 

 気づいただけで、結果が変わってきますので、
 ぜひ最後までお読みください。


    ●

 

 「たらいの水の原理」とは二宮尊徳さんが
 説いた有名なお話です。


 たらいの水を自分の方に寄せようとすると、

 寄せたはずのお水が外に逃げていきます。

 

 逆に、こちらから温かく押し出すと、

 自分の方に戻ってきます。

 

    ●

 

 私の失敗例でお話をします。


 一つ目は、わかりやすいクレクレで
 自分に寄せようとするパターンです。


 セミナーに来てほしい時、
 「来て」「来て」「絶対お得だよ」
 と押しの営業をしてしまうときがあります。


 いわゆる「クレクレ」モード全開です。


 そうすると、相手は、引きます。
 「奪われるような感覚」になるそうです。
 

 たらいの水を引き寄せようとすると、
 相手は逃げていく典型パターンです。反省です。

 

 また、もう一つのパターンは、
 「感謝」や「労い」を求めてしまう心も、
 エネルギーを寄せようとする、
 いわゆる「たらいの水」を引き寄せようとする行為だそうです。


 私もこの点は大いに反省すべきところで、
 つい、「良いの押し売り」や「おせっかい」を
 働いてしまいます。


 そうすると感謝されることもなく、当たり前と思われることもあります。


    ●

 

 一方で、余裕のある時というのは、


 「良かったら来てね」
 「私はこのセミナーは〇〇さんに良いと思ったけれど、
  もし、興味と日程が合えば来てね」
 「こんなことが学べるよ」


 といったように、相手のメリットや
 相手への愛情を発するようになると、
 不思議なことに感謝してくれます。


 「わざわざありがとう」
 という言葉も返ってきます。


    ●


 獲得、ゲット、集客、クロージングという言葉は、
 相手からエネルギーを奪おうとする、
 たらいの水を自分にかき集めようとする行動です。


 貢献、感謝、承認(笑)、
 軽やかなお誘い、情報提供、
 喜びの共有、提案などは、
 たらいの水を押しやろうとする行動です。

 

 すごく似ていて、
 同じような行動でも、
 心意気が全く違うということです。


    ●


 この二つの違いに気が付いた方は、
 相手への貢献が、
 いつか返ってくる感覚を持っています。


 私も、一生懸命になりすぎると
 見失ってしまうこの原理を、
 心に刻んでいきたいと思います。

 

 

1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 最初次のページへ >>