再犯率とは、その名の通り過去に犯罪を行い刑罰を受けた者が、後に再び犯罪を行った場合における「更生した元犯罪者」と、それとは対照的に懲りずに「再び犯罪を行った者」を合計した場合における「再び犯罪を行った者」の割合を指す数字上の統計である。


分かり易い例を上げると、例えば過去犯罪を行った者が100人いたとする。その内、40人が二度と犯罪を行わなかったとすると再犯率は100-40(二度と犯罪を行わなかった者)=60(再び犯罪を行った者)で60%再犯となり、これが再犯率となる。

では、この再犯率の逆の数字、40こそが「二度と犯罪を行わなかった者」、つまりは「更生率」と言えるのではないか?

当ブログで唱える「更生刑期の理論」はこの「更生率」を高め、「再犯率」を減らしていくことを最大の目的とした理論である。

更生率を高めることは、未来起こり得る犯罪を未然に防ぎ、後に犯罪被害に苦しむ運命にある未来の被害者の運命を変えることができる「究極の犯罪対策」であると思うのである。





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