神経症と興信所の身上調査? | No panda,No life ★ OSAKA

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先日ある方から興信所の方を紹介されました。


その際に興信所の方から非常に興味深い話を伺うことが出来ました。


今日はそのときのことについて少しお話をいたします。


最近、興信所を訪れる方の中に増えてきている依頼の内容があるそうなのですが、それは“自分の身上調査”だそうです。
私はそういった事を以前にある小説で読んだことがあるのですが、フィクションと思っており、実際にその様なことがあることに驚きました。


その興信所では一切その様な依頼は受け付けていないので、今後その様な方が来られた場合、私の所を紹介したいというお話がありました。


なぜ、自己身上調査を受けられないのかお伺いしたところ、完璧な調査結果を提供することが出来ないからだそうです。
調査はある意味答えを提供しなければならないのだが、自己の身上調査の場合、基準が曖昧になり依頼者の望む結果を提供できないということのようです。


依頼者の方が気になるのは、「自分は会社でどのように評価されているか」「人間関係はどうか」「家族からどの程度必要とされているか」等だそうです。
確かにこの場合、依頼者の評価を単純に点数などで表せない訳ですし、依頼者も自分を客観的には見ることができるかは疑問です。
もし見られるようであれば、元々依頼そのものをしないでしょう。


興信所の方は依頼に来られるそんな方々を見ていて、ご自分のところではなく、カウンセリングを受けるか、医師の診察を受けるべきではないかと思われたそうです。
それで私との会談の運びとなりました。


そしてその会談は正直なところ、私にとってかなり有意義なものとなりました。


彼の話から、神経症を発症される寸前の人がどのような行動をとるか、また、発症しているであろう方々がどのように落ち込んでいかれるか等、私が今まで知らなかった方向から感じることが出来たからです。


その方と2時間ほどお互いの意見交換をした結果、下手なカウンセラーの方よりもずっと人を観察されておられることに感心いたしました。



私のブログで何度も申し上げてきましたが、神経症は病気ではありません。


神経症になられる方々は総じて頭の回転が良い方です。
そして色々な事を自分の尺度で測ろうとしますし、自分なりの結論をつけようとしますし、起こりもしない事を先に考えて不安になります。


本来はそんなことをする必要は全くありません。


もっと柔軟な考え方を持てれば神経症などというものとは無縁になれるのです。

一ヶ月先、半年先、一年先、五年先に楽しいことや、自分にとって有意義な事を作りましょう。


それを考えることで頭の切り替えが出来ます。


そうすれば神経症という蟻地獄からは簡単に抜け出せます。


もう一言言っておきますが、5月病なんてものは存在しません。
この時期に、自分のスタンスに自信を持てなくなる方がたまに現れるだけです。

安心して夏の楽しみに向って突き進みましょう。


私もかつては神経症でしたが、今はこうしています。


私は神経症の皆さんを応援しています。




ほなまた!