柳原です。
いつもお読みいただきありがとうございます。
先日、弊社内の企画TTP騎西倉庫 編が開催されました。
TTPとは。。。
「とにかく、徹底的に、パクる」の意です。
同じ社員、仲間、会社内でも、倉庫が変われば、アイデアも改善手法も施策も変わってきます。
でも、みんな、入出庫作業や事務作業に追われて、なかなか互いにそれらを見に行ったり、聞きに行ったりできないのが現実です。
だから大手を振って見に行き、聞きに行ける企画がTTPの会なのです。
同じ仲間通し、イイ施策を自慢しあい、紹介しあってパクりパクられ楽しんでいます。(笑)
まずはセンター長から視察ポイントや趣旨の説明。
さて、まずは入出庫を行うバースエリアから。
騎西の倉庫現場のカイゼンアイデアマンのTさんが引率説明。
さて、これは何でしょう??
騎西配送センターの北側には公園があり落葉樹がたくさんあります。
秋以降の朝出社すると落ち葉が舞ってきていてバース内がすごいことになっているんです。
なので、落ち葉ホイホイを導入する前までは、いつもみんなが朝早~く出社して全員で清掃、んで、お昼ごろにはまた清掃。。。この連続でした。
ただし、すごいのはただ、ただ、清掃していただけではなかったのです。
落ち葉の侵入経路、風の向き強さ、渦を巻く地点。。。
なんと自然相手に静かにそっと検証していたのです。
よって、この落ち葉ホイホイ、設置地点と向きがおおよそ決まっていて、そこに退社時の夜間に設置しておくと、朝には大部分の落ち葉がこの中に入っているという。。。
出社時間と清掃時間、作業人数の削減に成功したという代物!
スゴイ!!
ちなみにすでに何回も改良されていて、初代のものより大容量、軽量化、落ち葉集積後の後工程の簡略化などが成されています。
次はコチラ。
バース内に荷積み荷降ろし時の車両線がひかれています。
番号もあるので、ドライバーの多くはスタッフに聞かなくても、教えなくても停車してくれます。
よって、すぐに荷降ろし→入庫、出庫→荷積みが迅速に行えます。
一日に何台も来る倉庫。1台あたりは数分程度の削減ですが、一日にするとかなりの指示時間や待機時間を削減できます。
続いては倉庫内。
これは。。。倉庫内には白線が引かれています。
ヒモの角にはこのような数字が。
これは、保管時、この白線に沿ってパレットを置けば誰でも綺麗に無駄な隙間がなく保管できるというもの。
で、この数字はこの線内で保管すれば縦横の長さ、結果スペース容量が瞬時に分かります。
これにより、たとえ概算でもこのスペースでの荷役コストや保管コストが算出できますし、なにしろ新人でさえも教えなくてもベテラン並みに綺麗にパレットを保管できます。
次はコチラ。
コチラは倉庫内にある昇降機(オートレーター)脇にある注意書き。
昇降機が稼働している時の立ち入り禁止区域や動作を画像で促しています。
こちらは昇降機前にある導線。
フォークリフトの中心をこの線上に合わせて走行すれば、保管中のパレットに接触したりしません。
新人などはパレットや保管中のレイアウト、走行中のフォークリフトによっては空間把握が難しく、つい気づかないうちに接触するなどのヒヤリハットが伴います。
でもこの線上で走行すれば教えなくても必然的に接触不可能になるのです。
おっと、皆さんの説明をメモメモしている自分。
こちらは「注目」が注目です(笑)
こちらは備品類。
こちらは、フォークリフトのマストにある目安線。
ある商品の積載時はこの線を目安にリフト調整を行います。
今までは、パレットの先端と上下、その先を見越してリフト調整していましたが、この線によりちょっと脇から覗けば調整できるようになりました。
こちらは事務所入り口。
初めて来たドライバーさんでも、最初にやるべきことが用意されています。
こちらは、ドライバーさんの生の声をヒアリングして、デザインされた秀逸品です。
こちらはお客様が来社した際に、ミーティングエリアに行くまでの導線上にあります。
ミーティング室にもありますので待ち時間を退屈させない配慮から生まれた施策です。
お客様が待っている姿を目にした事務スタッフの相手を想う配慮から生まれた逸品です。
全ての事務品が定数、定置、最低在庫数、発注点、在庫僅品、画像化されています。
いかがですか。
皆さんの中でもマネできる施策があったでしょうか。
ただ、嬉しいのは、これらのアイデアや施策の原点は、みな相手を想う気持ちから生まれたものばかり。
そして効果や結果は全て、時短や削減、プラス効果に生まれ変わり、荷主様にも違う形で反映されるなどして会社に寄与されています。
まさに弊社倉庫現場力の源泉であり弊社の商品です。