リピ終了しました、「ボーダーライン」最終回!
初見では途中からだーだー泣いちゃって、えらいこっちゃだったので、
落ち着いて改めて見たですよ、また泣いちゃったけど。
お父さんのことを乗り越えて、オレンジを着る覚悟もできて、
蔭山隊長との関係も、元通り、いい師弟関係に。
ロープを教えてもらえることになって、笑顔がほんとに子どもみたいでかわいい。
(その無垢な笑顔もこの先の展開を知っていながら見るとつらいのだけど。)
蔭山隊長が、
「わしの方こそ、ありがとう」と、
明のおかげで自分も変わってこれたことを語るシーンは胸が熱く・・・。
背負ってしまったトラウマは、もう忘れることはできないけど、
明と接していくうちに、それを背負いながらも立ち向かえるくらい強くなられたのだな。
どうしようもないド新だった明がこんなに変われたんだもんね。
お母ちゃんのために魚捌くってどうよ!!
お刺身とあら汁作ったる!って、どっちも好物だよ。いろんな意味でよだれ出るわ。
これがあのブログで特訓してた捌きですな!
イケメンすぎる・・・ああ鯵になりたい捌かれたい。
脂乗ってますよ、ちょっと身くずれてるけどね・・・。
お母さんに「かんにんな」って、「自分のことしか見えてへんかった」って、
なんてええ子なんや・・・。
お母さんはまだお父さんに未練があるし、
お父さんも、ああやってこっそり家を見に来てたってことは、未練があるに違いない。
今までどうしてたかはわからへんけど、住んでた町に戻ってきて、
ああやって、真面目な仕事に就いてるんは、
やり直したいっていう気持ちからなんやないかな。
そこを、「好きにしたらええよ」って言えるくらい大人になったんやなあ。
お父ちゃんに対してだけやなく、お母ちゃんに対しても、きれいに親離れしましたなあ・・・。
みんなに釣りに行こうって企画の発起人になるんだよ。カンパ集めるんだよね。
ケラケラ楽しそうに笑ってさ。
あのふてくされた明くんはどこ行った。
てかうまそうだな鯵フライと鯵の南蛮漬け。
そんな幸せなひとときを中断させるサイレンの音。
そうなんだよね。この人たちは常に、いつ来るかわからない危険のボーダーラインですごしてるんだよな。
出動指令が出たら、さっと切り替えなきゃならない。
食べかけのまんまの食事。
・・・いつもなら、出動から帰って、「あーしんどかった」って続きを食べる・・・でも・・・あんなことが起きちゃったから・・・。
明、目がよすぎたんだよね。
視界不良の中、床に並んで寝かされてる長靴が目に入ってしまった。
自力で避難していたとは知らず、行方不明者があと一人いると思ってたわけだから・・・
危険を押して、突入してしまったのは、明くんのせいでも、隊長のせいでもなかった。
病院で、蔭山隊長の病室前で慟哭する明は、
自分を責めているようで、ただほんとにもう、つらくて・・・。
みんながバラバラになっちゃって・・・。
「行かなあかんねん」って、出勤する明。
表情も硬いし、体は治っても、心にできてしまった傷は、癒えるはずもなく、
当たり前にしていた出動が、どうしてもできない・・・。
うなだれる姿がまたつらくて・・・。
署長はそんな明を見かねて、蔭山隊長の代わりに怒ってくれた。
「自分だけが苦しんでると思うな」って。
「逃げるな」って。
酷だけど、でも、陰山隊長の想いをくみ取るなら、
明は一人前の消防士にならないといけない、逃げちゃいけない。
訓練を頑張る明。
見守る松井隊長。
そして突然の大地震。
動揺する明。また体が固まってしまう・・・
不謹慎だけど、目を伏せたときのまつ毛長くてきれいでちょっと見とれた。
明、がんばれー!
映画館でプリキュア見てる幼稚園児並に「がんばれー!」言うてもうたよ。
立ち上がる明!
「遅れてすんません!」
松井隊長のよっしゃ顔イケメン!
ふぁぁぁぁアドレナリンぶしゃー!!!
現場は化学工場。
なんかどえらい規模ですけど、映画ですかこれ。迫力満点。
すわ二次爆発か、撤退・・・ってとこで、
「行かせてください!」
「陰山隊長に、消防が勝つとこ見せたいんです!」
明!勇ましい!
戦士や!
サムライや!!!
武将や!!!
松井隊長、力強くうなずくの巻。
うぉぉぉぉ大将や!!
もうこれは大河ドラマや!!!
かっけえええええ!!!
2人の救出に成功。でもあと一人が奥で足を挟まれてまだ取り残されてる。
「体の小さいオレやったら入れます!」
明ああああ!!
かっけえええ!!!
石倉三郎救出作戦開始、
「おっちゃんが自分で言うんや!」
イケメンフルスロットル!!!
これ絶対惚れてまうやろ。こんな王子助けに来たら姫、惚れてまうやろ。いや、石倉三郎やけれども。
ちょ、松井隊長まで来た!!
やめてかっこよすぎる二人の王子が救出とは!!!
どうする選べないよ←選べとも言われていない
よかった三郎救出作戦成功!
蔭山隊長も意識を取り戻した・・・涙・・・
「俺ら、勝ちました」
報告できてよかったね、明・・・嬉し涙が・・・くしゃくしゃに泣きながら笑う明が・・・。おおぅ・・・。
そして季節は流れ。
なんと新たな新人が南署に。
明はまた遅刻?
蔭山隊長の退院に付き添っていたということでほっ。
松井隊長とじゃれてるのかわいい、かわいすぎるから3回巻き戻して見た。
ラストシーン、署長にまだやめたいかと聞かれた明の、
最初の頃言ってたのとおんなじセリフ。
「こんな大変な仕事、今すぐやめたいです」
言った後、いたずらっ子の顔で、「ふっ」って笑うの!!
・・・きゃあああああ!!!
もうっ!ええ顔やああああ!!!!
川端明を、丁寧な役作りする職人・小池徹平にしてくれて、ありがとう!
ファンなら小池徹平をボーダーラインの主演にしてくれてありがとう!と言うとこだけど、
ボーダーラインにハマってしまった今の私からしたら、
この大好きなドラマの主演が、こんなええ役者でよかった・・・素直にそっちから感動してる。
そしてそのええ役者が小池徹平だよ、わたしの好きな。
もし今まで徹平くんが好きでなかったとしても(なかなか想像しにくい仮定ではあるが)、絶対これで惚れてると思うわ。
もちろん小池徹平ファンとしましては、もちろん明きゅんに釘づけなわけなんですけど、
このドラマ、
おっさんもいい味出してて侮れない!
蔭山隊長のロープさばきイケメンすぎるし、
久々に指導することになってはりきっちゃうとことか、
「わし・・・におうかな」って気にしてるとことかもうぷぷぷぷ。
そして伊藤さんね。
ええ、伊藤さんですよ、伊藤さん。しつこく好きですよ癒し系。
今回初めて怒る伊藤さん目撃してまたギャップ萌したわ。
上島さんも、短気とつい言い過ぎちゃうとこはいかんけど、
わかりやすく反省したりわかりやすくええ人やったり、かわいいのよ。
明が退院して出勤してきたときは、仏頂面してたけど、内心、すごく心配してるよね。
蔭山隊長のことで悔しいのはあるけど、同時に明もやっぱ心配だもんね。
かわいい後輩やもんね。弟みたいなもんやもんね。
そんなもやもやを包み隠した仏頂面がほんと萌えですわ。
付き合うとツンデレになりそうで。おすすめ物件ですよ。
脳筋先輩もかわいいよね。
裏表ないしね。結婚するならこんなタイプよ、絶対。
署長も忘れちゃいけない。
あの朴訥とした雰囲気ね。
ただほけーっとしてるだけじゃなく、締めるとこは締めてますよ、できる男ですよ、的なね。
最終回はさすがに、そんな署長も感情を露わにしかかるシーンも。
でもあくまでいつもの飄々とした自然体は崩さず。
それがみんなを安心させるから。
こそっと陰やんに泣き言言うとこ、
明に本気で怒って、「逃げるな」と言い放つとこ、
感無量でくしゃっと泣きそうになりながらの「ええがなー」。
地震で地元の被害を最小限に食い止めた一番の功労者は、
地道に講演会をしてきた署長だよね。
楓さんは、また感情移入してしまうね。
わたしは楓さんみたいに、仕事と子どもとどっちかを選ばなあかんって事態ではないけど、
母親のキモチはわかるからね。
楓さんにはさくらちゃんと別れてほしくない、別れたらあかん、
代わりはおれへんのやから、救急の仕事はもうええんちゃう・・・?
そう思ってたけど、
さくらちゃんの好きなお母ちゃんは、救急やってるかっこいいお母ちゃん、なんよね。
救急の仕事は、代わりがおるんかもしれへん。誰でもできるんかもしれへん。
でも、誰でもできるけど、「できる」、そのことを、「やらない」でいられるほど、
楓さんはいい加減じゃないんかなと。
妹のトラウマで、無理して続けてるんでも、
やりたいからってわがままでやってるんでもなく、
プロとして、救う立場っていうボーダーラインを越えてしまった人間として、「できる」んなら、「やる」だけなんやな、と。
そう、どっちも勝ったったらええねん、母としても、救急の人間としても。
よう言うた!と拍手したくなりました。
それぞれが、ハマり役・・・というか、上手に役にハマれる芸達者な役者さんが揃ってた。
時間をかけて、手間もかけて、
いいものを作ろうと努力してくださった、その凝縮された濃密な5時間。
良質なドラマをほんとうにありがとうございました。
スタンディングオベーションしたい気分です。
ほんとにありがとうございました!!!!
「ひでーwww」「学芸会www」ってツッコむためにくだらないドラマ見るよりは絶対こっち見たほうが有意義だと思うわ。
数字につながらないこのご時世・・・趣味も多様化してるし、第一世の中、消費の主役は今やマイルドヤンキー。「どうしてそんなもんが人気あるの?」ってものばかり。。仕方ないけどね。