今さら聞けない・・・ 羽毛ふとんの特徴「長所&短所」
羽毛ふとんは 他の布団より 軽量で しかも暖かいのが 長所です。
意外に知られていないのが 短所です。
販売する方としては 羽毛ふとんの短所を言ってしまうと 売りにくいです
から 一般的には 話しませんね。 でも 話しちゃいます
羽毛ふとんは すべての人に適しているとわけではありません。
自分に羽毛ふとんが適しているかを知って 使い方を考えてみてください。
羽毛ふとんは 『ムレ』 が生じる
何度もブログに書きましたが 羽毛ふとんに使っている生地には
羽毛が飛び出しにくい加工がしてあります。
そのため 生地の織りに隙間がなく 湿気が逃げにくいのです。
ですから 大量の寝汗をかく 赤ちゃん・こどもや汗かきの方には
適さないのです。
体温の低い方は温まりにくい
寝ている人の体温で温まって羽毛がふくらみ ふとんの中にその熱を
溜め込んで暖めるため 体温の低い方は羽毛ふとん内の温度を
上げることが難しいので 温まりにくいのだと思います。
羽毛が高い温度の空気を含んでいるかが 暖かく「感じる」「感じない」 に
関係するのだと考えます。
ぜんそく・アレルギー・のどの弱い方にはオススメできない
羽毛ふとんを使っていると どうしても羽毛が出てきます。
長く使っていると 羽毛の飛び出す量が増えて
その羽毛が原因で のどの弱い方は咳き込みます。
羽毛の出ないゴアテックスを使った特殊なタイプなら よいのですが
一般的羽毛ふとんは 羽毛のふき出しは普通のことなので
せき込みやすい方は 羽毛以外のふとんをおすすめします。
お手入れが必要です
羽毛ふとん販売当初 「半永久的に使えます」と言って
販売していた業者がいましたが
そのまま手入れなしで使い続けることはできません。
使いこんでくると 羽毛がちぎれたり 折れたりして かさ高がなくなります。
羽毛吹き出し防止加工の生地も 徐々に羽毛が出やすくなります。
少々の生地の汚れなら ふとん丸洗いできれいになりますが
「羽毛リフレッシュ」といって 古くなった羽毛ふとんの作り直しをします。
羽毛リフレッシュの工程
羽毛ふとんの解体 → 使える羽毛の選別 → 洗浄&乾燥
→ 新しい生地へ羽毛詰め&足し羽毛
これで 古くなった羽毛ふとんが 新しく生まれ変わります。
「ムレ」 「温まりにくい」 という短所は 他の寝具との組み合わせで解決できます。
せき込みやすい方は まめに羽毛ふとんに掃除機をかけるなど作業が必要です。
羽毛ふとんの特徴を理解したうえで 専門店で意見を聞き
購入を検討してくださいね。