少し落ち着いたので… | 石内忍のしのblog

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ひっそり気持ちの吐き出し。
 

平成27年10月14日 午前6時50分

愛猫 つき が天国へ旅立ちました。
 

実は

今年の6月に18歳の誕生日を迎えてから

目に見えて体に変調が現れはじめていたのです。
 

何日もお腹を壊したり

寝るときに寝室のある二階に上がらなくなったり

耳が遠くなったり。

人間に例えれば90歳くらいだから

おかしくはないけれど

それは

確かな予兆として私の心にのしかかりました。
 

それでも

食欲は衰えずにいてくれたことで

”まだ一緒にいられる”と自分を落ち着かせていたように思います。
 

昨日まで日常だったことが

今日はやらない、できない…

本当にちょっとずつちょっとずつ命が削られていく…
 
そんな日々を過ごしてきました。
 

覚悟はしているつもりでも

愛猫が傍にいるおだやかな一日が

まだまだこれからも

ずっと続いていくと信じていました。
 

10月13日

前日から食欲がなくなってしまっていたので

朝一でかかりつけの病院へ行き

いつもの点滴を打ってもらったけれど
 
落ち着かない気持ちで帰宅。


…この日は私の誕生日でした。


愛猫の様子から
 
もしかしたら今日でお別れかも…と頭を掠めるけれど
 
必死に否定していました。
 
 
それでもやっぱり
 
家を空けるのが怖くて

一日中 愛猫に付き添うことに決めました。
 
 
『明日も病院に行かなくちゃね』って話しかけて
 
明日からの予定を

どうやりくりしようか考えながら…。

自分では起き上がることもままならなくなっているのに
 
お手洗いはちゃんとトイレまで頑張って歩いた つき。
 
最後まで手のかからない、かしこいいい子でした。
 
 
そう、最期の時も
 
朝まで付き添った私が
 
起きてきた母と入れ替わり
 
1時間仮眠を取って愛猫の元に戻った瞬間
 
母と私が揃ったのを確認するように
 
静かに旅立っていきました。
 
 
私の誕生日を越して
 
二人が揃うのを待っていてくれたんじゃないかと思えてなりません。
 
 
そういえば
 
初めてうちに連れて帰ってきた日
 
命名してすぐ
 
本当に2,3回『つき』って読んだら
 
すぐ自分の名前って認識して驚かされたっけ。
 
 
ここまで頭のいい子は初めてだったかもしれない。
 

18歳4ヶ月…猫又までもう少しだったね…。
 
 
でもいいんだよ。
 
いっぱい頑張ってくれてありがとう、つき。
 
他の子たちが先に旅立ってから
 
5年もひとりで私を癒してくれたね。
 
本当にありがとう、うちの子になってくれて。
 
 
きのう自分の毛布を洗おうとしたら
 
ほんの一瞬だけど つき の匂いがして
 
洗えなくなっちゃったよ。
 
あたりまえのように一緒にいた時は
 
猫って無臭~!って思ってたのにな。
 
 
はぁ…まいった。
 
 
今この匂いに気づくってことは
 
やっぱり
 
この部屋から家から
 
少しずつ つき の存在が薄れていっている証拠なんだろうか。
 
 
寂しい、ただひたすら寂しい。
 
猫のぬくもりが恋しい。
 
 
いつか毛皮着替えて私の元へ帰ってきてくれるのかな…。
 
早く会いたい。
 
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