武道家のサッカー考察

武道家のサッカー考察

子ども達と共にサッカーに没頭する日々を、長年空手をやってきた視点で考えてみるブログ。

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たまに目にする記事で、「●●高校の野球部員不祥事」で、甲子園辞退 などを目にすると、いつも胸が痛くなる
思いをしていました。

甲子園は3年間のうちで、まぁ1年から在籍すればチャンスは6回?(夏と冬 ×3年)あるのでしょうけれど
そこに注がれた想いや、努力は計り知れず、
「やっとレギュラーの座をつかだ!」
「今年こそ甲子園へ!!」」
「●●先生の最後を有終の美で飾ろう!!」
「達ちゃん、南を甲子園につれてって!」
などなど目に見えドラマは様々で。

それらが、心無い者の行動が原因で、塵と化す。

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で、ここからが本題。

実際に身近に、「選手証」を持参しなかったがゆえに全国少年サッカー選手権大会の県予選、会場までいったけど
開始前に不戦敗決定 という事象がありました。

原因は、コーチサイドの勘違いとのこと。

人間なので、勘違い等はありえる話で、こればかりは起きてしまったことは、どうしようも無いと思うのです。

ただ、これだけは書いておきたい。
全国少年サッカー選手権大会は小学校6年間で6年目のワンチャンス。

先の野球の例ではないけれど、色んな思いで、それぞれの子どもが臨んでいる。

人の想いを、one of them で割り切って、
「起きたことは仕方がない」
「気持ちを切り替えて次へ進もう」
とするしかないのかもしれない。

けれど、一生のうちで、このワンチャンス、出場すらままならなかったという事実、痛みを運営サイドはしかと受け止めるべきと思う。

・試合に勝ったが”不戦敗”を告げられた子ども達がどのような想いをしたか。

・ピッチで必死に走った子、得点を決めた子、必死にゴールを守った子がどのような想いをしたか。

・試合に出れずに出番を待っていた子が、1回戦は出れなかったが勝ったから2回戦は出番あるかもと気持ちを募らせていたところに不戦敗を知り、どのような想いを抱いたか。

結果、彼らの全少大会は戦えず幕を閉じ。

one to oneで全てを向かい合っては、全体運営としてはやっていられない場面も多々あると思う。
けれど、一人一人の想いを大切にしようとする姿勢が欠けてしまっていくと、結果としてこういうミスも起こりやすい。

当然、再発防止を切に願うばかりですが、こういう事象に触れたことをいい機会に、あらためて子どもが伸々とサッカーができる、良い思い出を一つでも多く重ねていけるように、一人一人の笑顔に向かいあっていかねばと思ったところです。