投資主体別売買状況(2009年11月第4週) | 見習いアナリストのBlog

投資主体別売買状況(2009年11月第4週)

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 東京証券取引所が3日に発表した11月第4週(11月24日~11月27日)の投資主体別売買動向によると、3市場合計で上記の表のようでした。

 全体の売買の59.0%を占める外国人は、先週から一転134億円の買い越しでした。この週の日経平均はドバイショックとそれに伴う円高の影響により-4.38%と大幅に下落しています。ほとんど全ての投資家が日本株の割安感に注目して買い向かっているのになぜ下落しているのかという点ですが12月4日付け日経新聞朝刊に解説が書かれていました。海外ヘッジファンドなどが日本に対する先行きの不安から銘柄選別をせずに素早く”日本株売り”をするために先物を売り込んだようです。そして、証券会社の自己売買部門の売りは外国人の先物売りを引き受けて買い持ちとなった先物をヘッジするために、現物売りを出した構図を示しているとのことです。
 さらに今週の急上昇についても言及しており、外国人の先物中心の買い戻しが牽引したと分析しており、これはかなり的を射ているのではないかと思います。

 そして、今後についてですが、まずは第2次補正予算案に盛り込む追加経済対策の中身を吟味して銘柄選別をするのが肝要と考えています。