被災地訪問活動 〜2016〜 | 新宿調理師専門学校のブログ

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みなさんこんにちは!

学校でも夏休みが始まりましたひまわり

いかがお過ごしでしょうかルンルン

教務課藤田です。

 

 

さて今回は25・26日の被災地訪問についてお伝えしたいと思います。

 

今回は・・・

 

『いいたてホーム』

 

をお訪ねしました。

 

いいたてホームは福島県相馬郡の特別養護老人ホームです。

 

きっかけはテレビの特集でした。

 

ホームのある飯舘村。

ここは東日本大震災の福島第一原発事故の影響を受けて、「全村避難」区域に指定されました。しかし、環境や介護する人が変わることによる利用者さんの負担を重く考え、被災後も変わらぬ場所で生活を続けている、というものでした。現に震災関連で亡くなった方はゼロだそうです。

 

スタッフの方々は村外から通い続け、もう5年の月日が経ちます。




スタッフの皆様にも家族がいて、村の住民もみんな避難して・・・

その中で介護を続けるという決断には私たちでは計り知れない想いがあったことと思います。

これまで献身的に支え続けたスタッフの皆様に、ぜひ

『労いのありがとう弁当ガーベラ

を届けたい!

 

その想いから、6回目となる被災地活動が始動しました。

 




お訪ねするにあたって、手を上げた生徒は80名。

誰かの役に立ちたい、そう思って本校に入学を決めた生徒も多く、多くの参加者が集まりました。

 





13:00

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前半・後半に分かれ、いよいよ作業開始です。



前半は食材の仕込みを中心に作業していきます。

労いのありがとう弁当、総料理長は校長です。

校長が各食材の扱い方・切り方を指示していきます。

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普段は聞けない貴重な学びに生徒たちは目を輝かせています。


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もちろん魚は卸すところから

 

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丁寧に丁寧に


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 同じ大きさに切るのがとにかく大変。

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しかしこの訪問活動に参加したいと手を挙げた生徒たちのやる気はすごいです。

普段の実習では感じられないピリピリした雰囲気に呑まれないよう必死に喰らいついていきます



いい雰囲気です。


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みんなが一生懸命取り組んだので、順調に進みます。






18:00

後半スタートです。

先ほど仕込んだ食材を仕上げていきます。

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揚げ物も仕上げていきます

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食材にしっかり味を入れたので、水気を切っていきます。

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形になってきましたおせち
火を入れたものから、冷ましてお弁当に詰められるようにします。


一旦休憩です!
ぶっ通しで作業をしているので、ここで夜食をとりますニヤリ

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さあ、いよいよ盛り付けです!



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お弁当を詰める前に、校長からお話があります。


いいたてホームまでバスで5時間。
夏の気温の中、運搬するにあたって、やはり一番怖いのは食中毒です。
細菌が増殖しないよう、温度は低く、水分を少なくしてお弁当に詰めなければなりません・・・


改めて衛生管理の大切さを生徒に伝えます。
食中毒は本当に怖いものですから。

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手袋を着用して丁寧に盛り込みます。

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豪華ですラブ
ホームの皆様には3段のお弁当をご用意いたしましたキラキラ






盛り込んだら次は最終仕上げです!

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開けた時の盛り付けの向きが合ってるか確認します。


のし紙をつけて・・・
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大切に包んで・・・{DC16710C-FB39-45DF-9646-9377156772E9}



完成です!!!!!!

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夜通し作業頑張りました。


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明け方4:30
いよいよ出発です!
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ここからバスで5時間かけて、いいたてホームを目指します。
途中、除染で出た廃棄物が入った黒い袋が道脇に沢山並んでいます。
元どおりに見えますが、見えない放射能を目の当たりにしました。








いいたてホームに着くと、職員の皆さんが快く迎えてくれました。

お仕事中にも関わらず、職員の皆様が集まってくれましたピンク薔薇
そして私たちに、震災で起きたこと、それからのこと、多くのことをお話くださいました。

写真も見せていただきましたが、利用者様一人一人の笑顔がとても印象的で、改めてスタッフの方のプロの心を感じました。
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利用者様の笑顔のためにがむしゃらに頑張ってきた皆様。お話を聞いて、改めて訪問させていただき、感謝の想いでいっぱいです。
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ぜひ、ご家族でお弁当を召し上がっていただき、食卓に笑顔の花が咲きますように。




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多くの学びをいただき、本当に、ありがとうございました。


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ホームの皆様の素敵な笑顔に見送られ、帰途につきます。
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次の日、いいたてホームのスタッフのご家族様から、感謝のメールと完食したお弁当の写真が届きました照れ





お会いしたことはありませんが、こうやってご縁が繋がり、優しさに触れることができたことに、ただただ感謝です。
本当にありがとうございます。



参加した生徒たちは、決して授業だけでは学ぶことのできない、貴重な学びができたと思います。



この学びを糧に、調理師人生を歩んでいってほしいと思います。


本当にお疲れ様でした。
そして、ありがとうございましたほっこり