需給ギャップと潜在成長率(*1) や構造的失業率(*2)などは推計自体が難しい。
日銀では需給ギャップゼロ・完全雇用と強弁され、金融政策にブレーキをかける際の言い訳に利用されてきた感がある。
需給ギャップはほぼゼロとか完全雇用とか強弁しても、現実の物価上昇率はコアで-0%台半ば。
失業率は3.1%と日銀推計値の3.5%程度を下回っている。
図表出典:(*1)
実際の消費者物価指数と予想インフレ率(*3) 、消費者物価指数の基調的変動(*4) などを見ながら、金融政策のアクセル・ブレーキを制御する難事であろう。
図表出典:(*3)
賃金上昇率も低いし、物価上昇率も低いし最近は下落傾向、予想インフレ率は下がって来ている。
金融政策のスタンスに反応が早いと思われる為替は円高にふれている。
臆病の罠にはまってますね。
間違うなら、インフレ方向へ、とクルーグマンも言ってる。(*5)
引き締めたくなったらインフレ目標をタテにね。
岩田規久男氏、原田泰氏なら朝飯前のことを、言動に反映させないのだとしたら、臆病の罠といえまいか?
執行部が割れた?リフレ派が割れた?
審議委員は元々割れてる(賛成8、木内1)。
中原伸之氏が審議委員だったころの言動を思い出せ。中原総裁を逃した結果を思い出せ。
以上
(*1)
(*2)
(*3)
(*4)
(*5)
ポール・クルーグマン 『私が東京で言ったこと』 http://ch.nicovideo.jp/niconicoffee/blomaga/ar997582 #blomaga