=Bunkamuraシアターコクーンプロデュース:タンゴ= | しなもん日記

=Bunkamuraシアターコクーンプロデュース:タンゴ=


しなもん日記-donguri
原宿駅、明治神宮側ホームにどっさりドングリが散らばっていました。自分がリスだったら狂喜乱舞だな~。

今日は、1ヶ月ほど間が開いての演劇鑑賞だったのですが、この1ヶ月は異常に目まぐるしく過ぎたので、久々の観劇という印象はあまりなかったです。逆に先月のパブリックシアター<ガラスの葉>からもう1ヶ月経過しちゃってたんだ!とビックリ。でも、<ガラスの葉>を観賞したという事実?記憶?そのものは、自分の中では何だか随分昔のことのように感じる、という、、、時間経過というものの曖昧模糊具合を噛みしめています、、、う~ん、プルーストの『失われた時間を求めて』ですな。

今回は長塚圭史さんが演出。S・ムロジェックの1965年にワルシャワで初演されたお芝居<タンゴ>でした。ポーランドでは今も上演が続くポピュラーな作品だそうですが、コレがポピュラーて!ポーランドってどないやねん!とついツッコミを入れたくなるような内容です。
でも、わたしはすんごく好き!最後まで楽しめました。でも、よもや、65年の作品だとは思わなかった、、、まあ、日本と欧州とでは世代別の感覚がまた違うというのもあると思うけど。もうちょっと脚色したら、「今」をも十分力強く描けるような、そんな構成のお芝居だと感じました。あー、こうして感想書いていて気付いた、、、冒頭とクライマックスのある演出の意図に。当たってるか外れてるか分からないけれど。長塚さんの演出で、久々にガツンと来る作品でした、自分には。
家族を描いていますが、家族関係ではなく、世代関係描写になっているので、ちょっと舞台の渦中から一歩引いて観賞することが出来、久々に演劇を楽しめました。
終演後、「難しいお芝居だったわね」と話しているご婦人がたがいらっしゃったのですが、そんなに内容は難しくはないと、、、思うんですが。ただ、セリフが早口で捲し立てられるので、ちょっと聴き取りにくい部分がちらほらあり、もうちょっと、その辺何とかならないかな~とは思いましたが~。あと、自分が観た回だけかもしれませんが、トチリが多かったので、、、こういう、緻密に計算された舞台、しかもセリフの量が膨大で捲し立てる系、日常会話とは懸け離れた思考や思想のやりあいだったり堂々巡りだったりするお芝居だと、演じる役者さんは本当に大変だなと思います^^; トチると雰囲気壊れちゃうし、、、集中力いるよね、、、でも、どの配役も役にぴったりで見応えありました。奥村佳恵さん、美しかった★ そして、片桐はいりさんの存在感パねぇっす! 未來くん演じる主人公の「アルトゥール」っていう名前の響きがなんかとっても可愛らしくて気に入っちゃいました。
長塚さんは来年早々、また舞台あるんですよね。精力的だな。先日、<ボクらの時代>に松たか子さんと未來くんと出演されているのを途中から見ましたが(チェック甘くて気付いてなかったので、途中から、、、見た瞬間、有起哉さんの話題でビックリ( ̄□ ̄;))、これからもいろんな舞台に挑戦して欲しいです。
個人的にはちょっと海外作品が続いたので、日本の戯曲が観たいかな。って、次は来週、テネシー・ウィリアムズだわい。来月はケラさんの新作と、大人計画行きます★ あ、来年年始の舞台も2本日本の戯曲が続くんだ、、、ムラがあるなー、、、

ところで、今年はいつも使っているのとは別に、大きめの手帳がもう一冊欲しいのです。ちょっと探してみたけど、ピンと来るものが一切見当たらない( ̄□ ̄;) かろうじていいかなと思えたのはジェラートピケのだけど、出来ればピンク系が欲しいんですよねー。。。もうちょっとイロイロ見てみよーっと。

<イヴの時間情報>
渋谷TSUTAYAでエスカレーター乗っていたら、正面にサミーが沢山♪きゃー★しかもほとんど貸し出し中ですよ!感動!
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<アニメ観賞>
バクマン。=『ふたつの地球』VOMIC状態、すげかった。でも、わたしが『バクマン。』に求めるところはソコじゃないんだよ、、、って、1話を振り返れば、こういう構成になるのは分かり切ったことだったのか。でも、劇中漫画をこういうカタチでやって行くと、もう、何の話なの???ってカンジになっちゃうよ>< でも、そういう方向性で決まっちゃってるものは仕方ない、、、果たしてどこまでやるのかな