約一週間ほど前に、飼育ケースに張り付いているでん丸を引き剥がすと殻の中の外套膜(内臓を包んでいる膜。カタツムリの場合は殻に張り付いている)が入り口の部分剥がれてしまいました。



殻の入り口(殻口)がなんだか異様にテカテカと粘液で光っているのが見えるでしょうか。

これははがしてしまった時当時の写真です。

カタツムリは自分の殻にヒビが入ったり、少し外套膜が剥がれたりすると粘液をたくさん出して怪我の乾燥を防ぎます。

そして、外套膜が一部剥がれてしまった時はゆっくりと時間をかけてまた外套膜を殻にくっつけます。

その間、何日も動かずにエサも何も食べませんが心配しないでください。

動かないからといって霧吹きをかけたり、無理にケースからはがしてエサの上に乗せたりしないでください。

霧吹きをかけると活発に動き回りますが、それは元気になったからではなく体温を上げるためなどです。

エサの上に乗せてもすぐにエサから退いてしまいます。

そっとしておいて放置しておくのが一番です。


殻が割れた場合は、すぐにカタツムリは内側から膜を張ります。

膜を張って乾燥から内臓を守ります。

この時はカルシウムを含むエサを与えてください。

割れた箇所が殻の真ん中だったり、面積が巨大な場合は膜を張っても干からびて死んでしまいます。

カタツムリの殻は意外と脆いので、気をつけてください。