君の猫のように曲がった
白い背中に触れたい。
と、つい、思ってしまう。
これはただの欲なのだ。
触りたい。
触りたい。
触りたい。
触りたい。
甘いものを食べたい。
そういう気持ちと同じもの。
食べて吐いて。
毎日毎日繰り返す。
満たされない欲求は
不満というのだそうで?
いつのまにか君がすっかり
トラウマになってしまったよ。
会いたい気持ちより
会いたくない気持ちが大きいよ。
それでも。
嫌い嫌いは好きのうちとは
よく言ったもので。
会いたくないのにこんなに好きで
いったいどうしろというのか。
頭にさ。
どれだけ空間を作っても。
感情のコントロールが
たとえできたとしても。
からだがさ。
涙がとまらない。
もはや。