NHKスペシャル「追跡!世界キティ旋風のナゾ」(その2)
5月12日(土) 午後9時00分~10時13分放送の、NHKスペシャル「追跡!世界キティ旋風のナゾ
」。
東京霞ヶ関、経済産業省。
3月12日、開かれていたのは「クールジャパン大会議」。
アニメやキャラクターの制作会社52社が集まった。
経済産業省では、こうしたコンテンツ産業を、製造業に替わる重要な産業と位置づけている。
枝野経済産業大臣と秋元康氏が対談する映像が流れる。
枝野「少女時代よりも間違いなくAKBの方が売れるはずだと…」。
世界の若者があこがれるクールジャパン、ビジネスとしても順調に伸びているかと思いきや。
経済産業省メディアコンテンツ課、須賀千鶴課長補佐は言う。
「日本のサブカルチャーはすごいと。日本の大衆文化すごいと。それは日本の国力につながるはずだと、
皆、信じているんですが、よく数字を見てみると、日本のコンテンツ産業というのは、海外輸出比率、たったの
5%です。直感的にもっと売れていると思うじゃないですか。こんなに人気なんだから。ほとんどお金が取れて
いないということですね」。
コンテンツ産業の売上高は15兆円、そのうち海外での売上高は7000億円にすぎない。
売り上げのほぼ半分を輸出が占める自動車産業には、遠く及ばないのが現状だ。
日本のコンテンツが思ったほど海外で売れないのは何故か?
今年、3月に開かれた東京国際アニメフェアの会場。
フランスの大手出版社を傘下に持つメディアグループのローラン・デュヴォさん。
海外アニメ買い付けの責任者だ。
年齢による視聴制限が極めて厳しいフランス。
デュヴォさんは、日本アニメをそのままフランスに輸出するには大きな課題があると指摘する。
「個人的に峰不二子は大好きですが、アニメに裸の女性はダメです」。
「フランスでは、アニメは子ども向けです」。
「子どもにふさわしくないアニメは、テレビ局や視聴者に問題視されます」。
「これもテレビでは放送できません。とても危険です」。
「フランスでは登場人物がセクシーで若すぎると、問題になるのです」。
「18歳や21歳以上の登場人物が、12歳や15歳に見えたら大問題です」。
「10年前にマンガと出版社の担当者が数日間留置されたこともあります」。
(続く)
東京霞ヶ関、経済産業省。
3月12日、開かれていたのは「クールジャパン大会議」。
アニメやキャラクターの制作会社52社が集まった。
経済産業省では、こうしたコンテンツ産業を、製造業に替わる重要な産業と位置づけている。
枝野経済産業大臣と秋元康氏が対談する映像が流れる。
枝野「少女時代よりも間違いなくAKBの方が売れるはずだと…」。
世界の若者があこがれるクールジャパン、ビジネスとしても順調に伸びているかと思いきや。
経済産業省メディアコンテンツ課、須賀千鶴課長補佐は言う。
「日本のサブカルチャーはすごいと。日本の大衆文化すごいと。それは日本の国力につながるはずだと、
皆、信じているんですが、よく数字を見てみると、日本のコンテンツ産業というのは、海外輸出比率、たったの
5%です。直感的にもっと売れていると思うじゃないですか。こんなに人気なんだから。ほとんどお金が取れて
いないということですね」。
コンテンツ産業の売上高は15兆円、そのうち海外での売上高は7000億円にすぎない。
売り上げのほぼ半分を輸出が占める自動車産業には、遠く及ばないのが現状だ。
日本のコンテンツが思ったほど海外で売れないのは何故か?
今年、3月に開かれた東京国際アニメフェアの会場。
フランスの大手出版社を傘下に持つメディアグループのローラン・デュヴォさん。
海外アニメ買い付けの責任者だ。
年齢による視聴制限が極めて厳しいフランス。
デュヴォさんは、日本アニメをそのままフランスに輸出するには大きな課題があると指摘する。
「個人的に峰不二子は大好きですが、アニメに裸の女性はダメです」。
「フランスでは、アニメは子ども向けです」。
「子どもにふさわしくないアニメは、テレビ局や視聴者に問題視されます」。
「これもテレビでは放送できません。とても危険です」。
「フランスでは登場人物がセクシーで若すぎると、問題になるのです」。
「18歳や21歳以上の登場人物が、12歳や15歳に見えたら大問題です」。
「10年前にマンガと出版社の担当者が数日間留置されたこともあります」。
(続く)