せんとくんが「プレゼントをありがとう」
14日のバレンタインデー。
久しぶりに「せんとくん」関連のニュースが報じられた。
せんとくんが「プレゼントをありがとう」
奈良県のマスコットキャラクター「せんとくん」にも14日、全国のファンからケーキや手紙などバレンタインデーのプレゼントが多数届き、県庁で職員らと喜んだ。
県によると、せんとくんは12日に3歳の「誕生日」を迎えたばかり。愛知県の女性からの手紙には、「せんとくんをきっかけに奈良がますます好きになりました」と愛情たっぷりの言葉が書かれていた。
奈良県葛城市のマスコットキャラクター「蓮花ちゃん」から手渡しで抱き枕やチョコレートなどを受け取ると、頭をかいて照れを隠せない様子のせんとくん。「たくさんのプレゼントをありがとう」とコメントした。(共同)
突っ込み所の多すぎる記事だ。
だいたい、プレゼントを送ろうにも、どこに送ればいいのか?
この記事では、どうやら奈良県庁に送られたらしい。
「平城遷都1300年祭公式マスコットキャラクター」から「奈良県の観光キャラクター」へ、「華麗なる
転身」を遂げた「せんとくん」。
この記事では「奈良県のマスコットキャラクター」になっている。
「観光キャラクター」でも「マスコットキャラクター」でも似たようなものだが、さらにランクアップしたのだろうか。
先日(2/9)奈良に行ったときは、「せんとくん」の姿は全く見なかった。
町から「彼」の姿は完全に一掃されているのだ。
今後は、あまり活躍の場はなさそうな気配だった。
「県によると、せんとくんは12日に3歳の「誕生日」を迎えたばかり」とある。
確かに「せんとくん」の図案が公表されたのが、2008年2月12日だから、今年でそれから丸3年である。
ということは、公表時は、生まれたばかりの「0歳児」だったのか?
「平城遷都1300年祭公式マスコットキャラクター」の時は、1~2歳児だったことになる。
無理がありすぎだろう。
不二家の「ペコちゃん」は「永遠の6歳児」だそうだが、そういう設定にすべきだっただろう。
「せんとくんをきっかけに奈良がますます好きになりました」って、意味がわからない。
「せんとくん騒動」がきっかけで、奈良への関心が呼び覚まされたということか?
「たくさんのプレゼント」とあるが、実数は不明である。
実数を公表していないところをみると、大した数ではなさそうだ。
「ひこにゃん」は、ちゃんと200個と実数を公表している。
ひこにゃんにバレンタインの贈り物200個
滋賀県彦根市は14日、人気キャラクター「ひこにゃん」にチョコレートやクッキーなどのバレンタインデーの贈り物が200個届いたと発表した。
日曜でイベントと重なった昨年より24個少なかったが、29都道府県のほか、独・フランクフルトからも届き、変わらぬ人気ぶりを示した。
ハートや魚の形の手作りチョコのほか、歯ブラシを入れたプレゼントも。「チョコ食べて、メタボ体形を維持して」などのメッセージが添えられていた。
ひこにゃんは、チョコを前にまんざらでもない様子だったが、同市の担当者は「食べ過ぎて虫歯にならないよう、気を付けてほしい」とクギを刺していた。
(2011年2月14日20時45分 読売新聞)
やはり「ひこにゃん」は人気の質、量ともに段違いのようである。