新住協・パッシブハウスジャパン合同見学会② | しむけんの工房日記

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志村建設株式会社アルバイターのブログです.
旅行記,建築について徒然なるままに綴ります.
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合同見学後は,能代市内の旧料亭「金勇」に移動し,討論会と懇親会を行いました.

「金勇」

金勇は木都として栄えた能代市を象徴する歴史的建築物で,国の登録有形文化財に指定されています.
7つの入母屋が交差した屋根、広縁の下屋の重なり合いが調和して3層以上の多重層に感じられ重厚な印象を与えています.



討論会は二階の大広間で行われました.





パネリストは右から西方設計の西方里見さん,池田建築店の池田新一郎さん,松尾設計室の松尾和也さん,キーアーキテクツの森みわさん

それぞれのプロフィールのURLを以下に追記しておきます.
西方里見
http://www.hmv.co.jp/artist_%E8%A5%BF%E6%96%B9%E9%87%8C%E8%A6%8B_200000000452339/biography/
池田新一郎
http://ikedas16.com/company/
松尾和也
http://www.matsuosekkei.com/kazuya.html
森みわ
http://passivehouse-japan.jimdo.com/%E3%83%91%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%96%E3%83%8F%E3%82%A6%E3%82%B9-%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%91%E3%83%B3%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6-organization/%E7%90%86%E4%BA%8B%E7%B4%B9%E4%BB%8B-directors/

自分なりに印象的だった話をいくつかまとめたいと思います.
1つは松尾和也さんの「日本の熱環境の悪さ」についてのお話.
 外国との違いはなぜ生まれるか,それは日本の大学の教授で実務経験のある人が少ないから.
 日本の大学の建築学科は「建築学を学ぶための建築学科」になってしまっている.
 あくまで「よりよい建築をつくるための建築学科」でなければいけない.
ということでした.
これは自分が大学生ということもあり,とても興味深い話題でした.
建築は実際に建ってなんぼですから,方法論だけを追求してもそれを実践できなければ意味はありません.これからも心に留めておきたいと思います.

もう1つは住宅のバランスに関してのお話.
 松尾和也さんのモットーは「健康で快適な省エネ建築を経済的に実現する」だそうです.
 これは高性能住宅を一般化していくうえでとても大切なことだと思います.
 しかし,当然のことですが,住宅の性能を高めていくと同時にコストも高くなっていきます.
 このバランスをどのぐらいに設定するか,これはクライアント次第の面もありますが性能はコ ストに必ずしも比例するわけではないので,このバランスをよく見極めることができるように なりたいと思います.

 また森みわさんは「躯体性能はUPしているが,設備は?」といったことをおっしゃっていまし た.たしかに建材性能だけでなく,トータルのパフォーマンスが重要ですね.


討論会のあとは1階の広間で懇親会を行いました.



さまざまな立場の人と話すことができ非常に有意義な体験となりました.