前記事金払って頼んだ弁護士が敵になる?~弁護士を選ぶ(女性の方へ)・1の続きです。
私は,ときおり,ブラックジョークのような話になってしまうのですが,離婚問題でお悩みの方がいらしたとき,女性であれ,男性であれ,以下のようにお話することがあります。
弁護士に事件を依頼して弁護士が引き受けるというのは結婚のようなものです。
相談される方は,相談したからといってその弁護士に依頼しなければいけないということはありません。別の弁護士に依頼されてもいいのです。
弁護士の方も,依頼をお断りする自由があります(医師と違うところです)。
一旦,一旦,相談者がいったん弁護士に依頼され弁護士がそれを引き受けますと,その事件が終了するまで長い長いおつきあいになります。
その長い長いおつきあいの途中で,その弁護士への不満が大きくなっても,別の弁護士に変更するというのは難しい面があります。着手金は戻ってきませんし,証拠の返還とかその弁護士がそれまで作成してきた書類とかを整理して受け取ったりとか。
ですから…
弁護士に依頼するときに,
その弁護士でいいのかをよく熟慮して,
あなたがその弁護士を選ぶ必要があるのです!
ブラックジョークのようですが,私は,本当にそう思っています。
なお,みなさんの結婚の際に熟慮が足りなかったなどというつもりは全くありません。
なぜなら,DV加害者は結婚前と結婚後で豹変する場合が多いからです。
結婚は人生の重大事です。どの方も真剣に考えて結婚されたことと思います。相手が豹変してしまったのではどうしようもありません。
ん~~,抽象的には先ほどのように弁護士を選ぶ際には熟慮しろって言われても,じゃあどういう風に熟慮すればいいんでしょうか?
ただ単に「考えろ」と言うだけでは,「自分で決めろ」と言ってその相談者を荒れ野に放り出すようなものです。
というわけで,次の記事につづく…