先週末、将来農業公園にする予定で確
保している予定地で、じゃがいもを植え
る農業体験を中心にしたイベントが開催
されました。
農業公園予定地は、現時点では面積に
して1500㎡。そこの半面に芋を植え
るわけであります。
こちらが種いも。切り口に塗ってある
のはカルシウムの粉だそうです。
芋の育て方講座もやりました。紙芝居
風のやり方で説明をしてもらいます。
それから、お芋を植えてもらいました。
親子で楽しく、きゃっきゃっと言いな
がらお芋を植えていました。
夏にはこの芋が収穫できます。この地
でまた、収穫祭のようなイベントをやる
予定でございます。
【時代劇こぼれ話】戦国基礎知識(1)
石高と兵力
時代劇、特にNHKの大河ドラマなど
では、戦国時代がよく取り上げられます。
戦国時代とは、室町時代後期から安土
桃山時代の期間を指し、下克上により当
時の守護・地頭体制が揺らいで、次々に
戦国大名が台頭し、戦争に明け暮れた時
代であります。
結局は織田信長⇒豊臣秀吉によって天
下統一がなされ、その政権を徳川家康が
奪うことによって、江戸時代260年の
天下泰平を生むことができたわけです。
しばらく、戦国時代ドラマの基礎知識
にお付き合いくださいまし。
さて、戦国時代最大の戦いは何と言っ
ても「関が原の戦い」でしょう。この関
が原を描く際、各大名たちの動員兵力が
問題になります。実は、今となっては正
確な動員数が分からない場合が多いので、
石高で動員数を類推する、という方法が
採られています。
戦国初期は、1万石で動員できる兵力
は200~250人でした。それが、次
第に生産性が上がり、一方で徴兵が苛烈
になることによって、関が原の頃は1万
石あたり300人というのが普通になり
ました。この300人は全てが侍ではあ
りません。農民兵=足軽・雑兵込みの数
字であります。
さて、そういう目で見ると、関が原の
動員兵力がこの数式で計算されているこ
とがわかります。例えば掛川六万石の山
内一豊は、動員兵力1800名、近江で
十九万石の石田三成が六千名弱。備州五
十万石の宇喜田秀家は1万5千名といっ
た具合です。中には、遠隔地のため兵力
が少ない場合(薩摩島津家の1800名
など)もありましたが、今のドラマでは
この数式が使われているのがわかります。
と、なると当時関東で250万石あっ
た家康さんの動員兵力は7万5千名。関
千を率いていたというのもまんざら大げ
さではなさそうですね。
本日もお読み頂き、ありがとうござい
ましたm(_ _)m