トリンプ・インターナショナル・ジャパンをモデリングする | 成功を徹底研究 ~資産10億円を目指します

トリンプ・インターナショナル・ジャパンをモデリングする

低迷していた会社が18年連続・増収増益。今もっとも注目されている会社トリンプ・インターナショナル・ジャパン。

今週は、トリンプのさまざまな取り組みについて、いろいろお聞きする機会がありましたので、その中の一部をご紹介したいと思います。

今や、さまざまな雑誌、新聞で話題になっているトリンプ。低迷していた企業が18年連続で増収増益を出している影には、さまざまな取り組みがなされています。

もっとも知られているのが、毎朝おこなわれている早朝会議(Marketing and Sales Meeting)。1時間半の間に、40ものテーマが議題にあがり、その場で結論が出されていく即断即決会議。この内容は本になり、2年前に出版されました。

(参考)「早朝会議革命」 http://tinyurl.com/duw23

 そのほか、普通の会社ではなかなか取り入れるのが難しいことが取り組みとし
ておこなわれていますので、ご紹介いたします。

○会議ではどんな議題でもデッドライン(締め切り)が要求される
→迷うことなく目の前の仕事を片付けていこうという意識ができる
→無理難題でも必ずやり遂げるという意思表明になる

○がんばるタイム
12:30~14:30までの2時間、私語、コピー、電話、歩くことが禁止され、全社員が仕事に集中する。
→業務への集中と効率化、モチベーションの向上を目的
→一日の仕事の流れが合理的なもになる

○バックオフィスは毎日がノー残業デー

毎日18時25分になると電灯が消され、その5分後にはオフィスが施錠される。
事前申請すれば、残業も可能だが、その場合所属する部署にペナルティーとして罰金が科せられる。
→社員はコーヒーをのむ、おしゃべりをするといった無駄な時間が持てず、脇目もふらず仕事をこなす。

○1対1のメールは禁止
メールは打ち合わせ結果を関係者に共有するために使われる。
何か用件があれば、直接会って話し合う。それができなければ電話。
→顔をつきあわせて考えを共有することが徹底されているので、ベクトルも自然に同じ方向に向いてくる。

などなど、驚く内容ばかりでした。

そして、せっかく良い結果が出てる取り組みなのだから、聞いているだけではもったいない。ということで、私も6月から「毎日がノー残業デー」という取り組みをスタートさせました。

まだ1週間くらいしか経っておらず、大きな変化は起きていませんが、帰宅する電車の中、今までは疲れたな、といったマイナスな気持ちになることが多かったのですが、取り組みを始めてからは、今日はこれができなかったな、明日は、午前中にこれやって、午後はあれやってと翌日の計画を自然と立てていました。

不思議なのですが、ネガティブな考えをしなくなったのです。

おそらく、残業がいつでもできる=計画を立てなくてもいい。といった暗黙の了解が自分の中でできていたのが壊され、就業時間で帰る=時間が限られている=その中でどうやって仕事を終わらせるかといった考えが生まれてくるようになったのだと思います。

ちょっとした取り組みで、これだけの変化が出てきていますので、少しずつ取り組む内容を増やしていき、良い結果を出していきたいと思います。