画像処理で多重露光
多重露光のできないカメラで多重露光風画像を作成する方法です。
と、言っても結構知ってみえる方も多いですが..
撮影は被写体を見つけてピントの合っているカットとピンぼけカットの2枚を撮影(前の記事参照)
で、画像処理について。
当然パソコンとソフトが必要です。今回はPhotoShop(フォトショップ)CS3というのを使用しました。
CS2でも、CS4でもエレメンツでもできると思います。
ピントの合っているカット(A)とピンぼけカット(B)を開き、AにBを合成。
次にレイヤーパレットの描画モードを変更します。
ピンぼけのレイヤーを選択して、「通常」から「スクリーン」に変更します。
この時、画像によっては「比較(明)」の方がいい場合もあります。
これでピントの合っているカットとピンぼけカットが多重露光風になってきました。
このままでもいいかもしれませんが、もうちょっと手間をかけて、調整してみます。
この画像の場合、「比較(明)」にして、そのとなりにある不透明度を(青矢印)72%にしました。
この描画モードや不透明度は自分のセンスで色々試行錯誤してみてください。
こうした画像処理ソフトを使ううえで必要なのは、自分のセンスですから。
(なーんて自らのセンスを棚に上げておいて..)
つまり
この矢印部分を操作することになります。ソフトによって呼び方や操作方法は違うかもしれません。
読みたくはないでしょうが、分厚い説明書を探して操作方法を確かめる必要があるかも?
こんな感じで多重露光風にする事ができます。慣れれば簡単?ですが、面倒と言えば面倒・・・
これも同様に合成して多重露光風に。
これは下呂温泉のしらさぎ橋にあるチャップリンのブロンズ像です。クリスマスイベントの時に撮影。
像は24時間365日置いてありますから、見に行ってみてください。
もうちょっと洗練された方法を知ってみえる方もあるでしょうが、僕のレベルではこんなんです。
本当は画像処理よりも、現場のカメラでやった方がいいかんじになる気がします。
多重露光機能については、キャノンカメラはほぼ全滅。
ニコンはついている機種があります。
お金があれば、キャノンは修理でも再修理、再々修理も多いのでニコンに一部でも変更したいですが
経済力がそれを許さない・・・
多重露光はほかにも色々と活用できる事が多いのに、なぜか省かれるケースが多いです。
メーカーが単に写真について知らないのか?
機能追加にお金がかかるのか?