六本木の新国立美術館の近く、星条旗通りに面したところにフレンチレストラン
MAXIVIN(マクシヴァン)はあります。
ここは2005年に全日本最優秀ソムリエとなった佐藤陽一さんが開かれているお店で、
3年前から妻とお互いの誕生日なんかを祝う「記念日レストラン」として訪問しています。
先月は妻の誕生日祝いで伺いました。
このお店はなんといっても佐藤さんにサービスをしてもらえるお店。
(おそらく)彼の背景に流れているソムリエというサービスへの哲学や、ワインへの愛が
実際のサービスとなって節々に出てきます。
淡々としていながらもウィットに富んだ会話と、ワインをおいしく楽しむための分かりやすいガイドで
いつも心地よい時間を過ごすことができます。
お店はいたるところにワインボトルやワインにまつわる調度品が飾られており、
また店内に流れる音楽にフランス語が聞こえたりして、パリのビストロに来たような
感覚を覚える瞬間があります。
ディナーコースはプリフィクスで「マルシェ」「デギュスタシオン」「シェフ」の3コースがあり
それぞれ \4,800、\6,500、\8,500 となっています。
「マルシェ」はアミューズに前菜2品、メインのお料理とデザートのコース。
「デギュスタシオン」は「マルシェ」にお魚料理が追加されたもの、
「シェフ」は「デギュスタシオン」にフォアグラのポワレorオマール海老の一皿が追加されたもの
となってます。
通い始めたころはデギュスタシオンコースを頼んでいましたが、最近はコースの最後にチーズ(絶品!)を
楽しみたいので、お腹に余裕をもたせるため「マルシェ」を頼むことが多いです。
今回は赤ワインを持ち込ませてもらったので、ワインと料理との相性を佐藤さんに相談の上、
「マルシェ」+チーズにしました。
まずはアミューズ。レバームースのパテ。
飲み物は定番のグラスシャンパン(ドゥラモット)をいただきました。空腹に沁みわたります。
香ばしいカリカリのパン、パテの塩味と相性◎
前菜1皿目。
桜の木で燻したサーモンとグリンピースのムース グリエしたグリーンアスパラのサラダ添え
スモークされたサーモンの風味、アスパラの瑞々しさがたまりません。
2切れあるサーモンは切り方を変えていて、食感が同じにならないよう工夫されているとのこと。
シャンパンが何杯でもいけます。
前菜2皿目。
鴨のテリーヌ 爽やかなお野菜のグレックとともに
ここで白ワインをグラスでオーダー。
グラスでワインを頼むと、まずは少しテイスティング用に注いでくれます。
その量がテイスティングにしては多いので、初めてお店を訪問した時は
「あ~やっぱこういうお店は1杯の量が少ないんだなぁ」と思った記憶があります(笑)
テイスティングして(というよりすでに何口も飲んで楽しんで)いるうちに佐藤さんが
テーブルにやってきて、そのワインでいいかということを確認の上、注ぎたしてくれます。
結局、普通のグラスワイン1杯分より多くなるような気がします。お得。
今回出していただいたのはオーストラリアの白ぶどう「マルサンヌ」の使ったワイン。
「TAHBILK MARSANNE 2005」
樹齢100年を超えるマルサンヌの木がある造り手のワインだそうです。
美しい黄金色の外観でレモンや桃・蜂蜜のような香りを感じるものの、辛口でしっかりとした酸味を
感じる味わいとのギャップが印象的でした。
佐藤さんは「キナコのような香り」とこのワインの特徴的な香りを表現されていました。
さて、そして持ちこませていただいたワイン。結婚のお祝いに妻の友人からいただいたものです。
「Chateau Mouton Rothschild 1973」
毎年違う画家の絵がエチケットを飾ることで有名で、73年はピカソラベルです。
こんなレストランに持ちこみをするのは失礼と思いながら、素晴らしいワインなので
ぜひ佐藤さんのサービスで飲んでみたいと思い、以前訪問した時にお願いをしてみました。
結果としては大正解。
保存状態も良かったらしく、37年を経てもいまだに果実味が豊かで、体に沁みわたるような
優しさをもったワインとなっていました。
この日はお店が大盛況で、メインの料理を出すのに少し時間がかかるということで
先にチーズを出していただきました。
フランスから空輸で直輸入しているというチーズは毎回ほんとにおいしい。
そしてお待ちかねのメインの料理が登場。
ワインに合わせて、シンプルにお肉のグリルを勧められました。
国産牛フィレ肉のポワレ ドフィーヌ風グラタン グリーンペッパーソース
こりゃ文句なくおいしいです。ワインとも相性抜群。
赤ワインを飲み終えて、チーズに合わせて甘口ワインをグラスで頼みました。
「Uroulat JURANCON 2005」
以前は全く口にしなかった甘口ワインですが、今春通ったワインのクラスでテイスティングを
重ねるうちに、チーズには甘口ワインが手放せなくなってしまいました。
1杯にするつもりがついつい2杯…
デザート。ジェラート3種。
ほろ苦い、焦がしたキャラメル風味のジェラートが抜群のおいしさでした。
最後にエスプレッソ。
フィナンシェ、ガレットとともにいただきながら酔いをさまします。
同じワインを飲んでも、家で飲むのとマクシヴァンで佐藤さんにサーブしてもらうのでは、
全く味わいが違って感じられます。
不思議であり、感動。
それこそがソムリエのテクニックだと思いますが、佐藤さんのつくりだす気張らなくていい
お店の雰囲気や接客が、ワインをよりおいしくさせているように感じます。
ウチ飲みでは体験できない感動を与えるレストラン「マクシヴァン」は
ワイン好きがワインを楽しみに行くのに最適なお店だと思います。
********************************************
MAXIVIN(マクシヴァン)
港区六本木7-21-22
TEL 03-5775-1073 FAX 03-5775-1074
昼 水曜日から土曜日 12:00~14:00 L.O.
夜 月曜日から土曜日 18:00~24:00
Close 24:00
お休み 日曜日
MAXIVIN(マクシヴァン)はあります。
ここは2005年に全日本最優秀ソムリエとなった佐藤陽一さんが開かれているお店で、
3年前から妻とお互いの誕生日なんかを祝う「記念日レストラン」として訪問しています。
先月は妻の誕生日祝いで伺いました。
このお店はなんといっても佐藤さんにサービスをしてもらえるお店。
(おそらく)彼の背景に流れているソムリエというサービスへの哲学や、ワインへの愛が
実際のサービスとなって節々に出てきます。
淡々としていながらもウィットに富んだ会話と、ワインをおいしく楽しむための分かりやすいガイドで
いつも心地よい時間を過ごすことができます。
お店はいたるところにワインボトルやワインにまつわる調度品が飾られており、
また店内に流れる音楽にフランス語が聞こえたりして、パリのビストロに来たような
感覚を覚える瞬間があります。
ディナーコースはプリフィクスで「マルシェ」「デギュスタシオン」「シェフ」の3コースがあり
それぞれ \4,800、\6,500、\8,500 となっています。
「マルシェ」はアミューズに前菜2品、メインのお料理とデザートのコース。
「デギュスタシオン」は「マルシェ」にお魚料理が追加されたもの、
「シェフ」は「デギュスタシオン」にフォアグラのポワレorオマール海老の一皿が追加されたもの
となってます。
通い始めたころはデギュスタシオンコースを頼んでいましたが、最近はコースの最後にチーズ(絶品!)を
楽しみたいので、お腹に余裕をもたせるため「マルシェ」を頼むことが多いです。
今回は赤ワインを持ち込ませてもらったので、ワインと料理との相性を佐藤さんに相談の上、
「マルシェ」+チーズにしました。
まずはアミューズ。レバームースのパテ。
飲み物は定番のグラスシャンパン(ドゥラモット)をいただきました。空腹に沁みわたります。
香ばしいカリカリのパン、パテの塩味と相性◎
前菜1皿目。
桜の木で燻したサーモンとグリンピースのムース グリエしたグリーンアスパラのサラダ添え
スモークされたサーモンの風味、アスパラの瑞々しさがたまりません。
2切れあるサーモンは切り方を変えていて、食感が同じにならないよう工夫されているとのこと。
シャンパンが何杯でもいけます。
前菜2皿目。
鴨のテリーヌ 爽やかなお野菜のグレックとともに
ここで白ワインをグラスでオーダー。
グラスでワインを頼むと、まずは少しテイスティング用に注いでくれます。
その量がテイスティングにしては多いので、初めてお店を訪問した時は
「あ~やっぱこういうお店は1杯の量が少ないんだなぁ」と思った記憶があります(笑)
テイスティングして(というよりすでに何口も飲んで楽しんで)いるうちに佐藤さんが
テーブルにやってきて、そのワインでいいかということを確認の上、注ぎたしてくれます。
結局、普通のグラスワイン1杯分より多くなるような気がします。お得。
今回出していただいたのはオーストラリアの白ぶどう「マルサンヌ」の使ったワイン。
「TAHBILK MARSANNE 2005」
樹齢100年を超えるマルサンヌの木がある造り手のワインだそうです。
美しい黄金色の外観でレモンや桃・蜂蜜のような香りを感じるものの、辛口でしっかりとした酸味を
感じる味わいとのギャップが印象的でした。
佐藤さんは「キナコのような香り」とこのワインの特徴的な香りを表現されていました。
さて、そして持ちこませていただいたワイン。結婚のお祝いに妻の友人からいただいたものです。
「Chateau Mouton Rothschild 1973」
毎年違う画家の絵がエチケットを飾ることで有名で、73年はピカソラベルです。
こんなレストランに持ちこみをするのは失礼と思いながら、素晴らしいワインなので
ぜひ佐藤さんのサービスで飲んでみたいと思い、以前訪問した時にお願いをしてみました。
結果としては大正解。
保存状態も良かったらしく、37年を経てもいまだに果実味が豊かで、体に沁みわたるような
優しさをもったワインとなっていました。
この日はお店が大盛況で、メインの料理を出すのに少し時間がかかるということで
先にチーズを出していただきました。
フランスから空輸で直輸入しているというチーズは毎回ほんとにおいしい。
そしてお待ちかねのメインの料理が登場。
ワインに合わせて、シンプルにお肉のグリルを勧められました。
国産牛フィレ肉のポワレ ドフィーヌ風グラタン グリーンペッパーソース
こりゃ文句なくおいしいです。ワインとも相性抜群。
赤ワインを飲み終えて、チーズに合わせて甘口ワインをグラスで頼みました。
「Uroulat JURANCON 2005」
以前は全く口にしなかった甘口ワインですが、今春通ったワインのクラスでテイスティングを
重ねるうちに、チーズには甘口ワインが手放せなくなってしまいました。
1杯にするつもりがついつい2杯…
デザート。ジェラート3種。
ほろ苦い、焦がしたキャラメル風味のジェラートが抜群のおいしさでした。
最後にエスプレッソ。
フィナンシェ、ガレットとともにいただきながら酔いをさまします。
同じワインを飲んでも、家で飲むのとマクシヴァンで佐藤さんにサーブしてもらうのでは、
全く味わいが違って感じられます。
不思議であり、感動。
それこそがソムリエのテクニックだと思いますが、佐藤さんのつくりだす気張らなくていい
お店の雰囲気や接客が、ワインをよりおいしくさせているように感じます。
ウチ飲みでは体験できない感動を与えるレストラン「マクシヴァン」は
ワイン好きがワインを楽しみに行くのに最適なお店だと思います。
********************************************
MAXIVIN(マクシヴァン)
港区六本木7-21-22
TEL 03-5775-1073 FAX 03-5775-1074
昼 水曜日から土曜日 12:00~14:00 L.O.
夜 月曜日から土曜日 18:00~24:00
Close 24:00
お休み 日曜日