4006:第48期十段戦張栩4冠十段防衛に王手 | 島谷的舞録゛

4006:第48期十段戦張栩4冠十段防衛に王手


棋譜再生碁盤コメント

 午後再開すると山下天元は37ツケから3941デギリを打ち43アテをキカシてから45キリ47カカエとを噛み取った。左下の白は凝り形で下辺一帯の模様がふっくらした。黒はポイントを上げたのではなかろうか。
 50サガリに51トビはどうだったんだろう。58ツケと連絡されては黒サッパリではなかろうか。
 64トビに67ノゾキと攻めを狙ったが68ツケで空振り気味、692間トビと強襲しても70ノビで被告がどちらかわからない。
 しかし71コスミツケに72アテコミはどうだったんだろう。山下天元は732段バネと必死に食い下がり79カケツギと上辺を食い破った。ここで張栩十段の80キリは魔が差したとしか思えない。81アテかと黒3子を捨てて85スベリに回っては黒が大儲けをしたような希ガス。
 90オシに91オサエは大きいのだろうか?92ツギを打たれると左上隅の黒はダメヅマリだ。107ツケで黒が破綻しそう。93ハネは107ツケを緩和するためなのだろうが94トビでモチコミになりそう。97キリも98コスミと換わってどうなんだろう?結局105マゲ107オサエと補うことになり108ケイマと中央の消しに回られてしまった。
 微細なヨセが続いたが250手で終局し白番の張栩十段が1目半勝ちして防衛に王手をかけた。