地域独占と護送船団の電力会社はいいかげんな計算の元、企業努力も行わず、消費者つまり国民に負担を負わせようと言うのか。東京電力は会社更生法の適用すべきだし、発送電分離も早期に実現すべきでは。

[25日 産経]電力10社、「太陽光サーチャージ」申請 電気料、月7~45円上乗せ
電力10社は24日、太陽光発電の余剰電力買い取り制度に基づく2012年度分の「太陽光発電促進付加金」(太陽光サーチャージ)の単価を経済産業相に申請した。買い取り費用を翌年度の一般電気料金に転嫁する制度で、太陽光発電の普及を受けて標準家庭への上乗せ額は月7~45円と、11年度分(2~21円)を大幅に上回った。7月からは、買い取り費用をその年の毎月の料金に上乗せする「再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度」に一本化されるため、両制度の料金付加期間の重複が生じる13年度は、上乗せ負担が一段と重くなる。

太陽光サーチャージは09年11月から開始。12年度の付加金は、昨年1~12月の買い取り費用が自動転嫁される。買い取り価格は住宅用が1キロワット時当たり42円、ビルや工場用が同40円だった。

付加金は各電力管内の太陽光発電の普及状況に基づき算出する。日当たりが良く最も付加金が高い九州電力は、標準家庭で月額45円と前年度比24円増。最も低い北海道電力は5円増の月額7円となった。

太陽光や風力などの再生可能エネルギーをめぐっては、全量買い取りを電力会社に義務付け、費用を電気料金に上乗せする「固定価格買い取り制度」が7月に始まる。価格や期間は今通常国会での承認を経て発足する第三者委員会が決める予定。

買い取り制度の転嫁は額が全国一律となる一方、制度導入の7月から直ちに一般料金への上乗せが始まる。このため、買い取り制度の一本化後も、13年度は今年1~6月分の太陽光サーチャージの加算が残り、「電気料金への転嫁は二重になる」(資源エネルギー庁)。

このほか電気料金には、火力発電燃料の市場価格を自動転嫁する「燃料費調整制度」もあり、液化天然ガス(LNG)の価格上昇を受けて中部電力は、2月の電気料金を標準家庭で前月比12円値上げする。

また、経産省は原発が長期停止した場合、代替火力燃料費の料金転嫁手続きを簡素化する検討も進めており、値上げ要因がめじろ押しの電気料金が今後、家計を圧迫しそうだ。

太陽光発電付加金とは、2009年11月に開始した余剰電力の買取策で発生した買取費用を電力料金に上乗せする形で、国民に広く負担してもらうものである。

太陽光

また、2012年7月から再生エネルギー特措法の施行で、風力発電や地熱発電、太陽光発電所など再生可能エネルギーにも電力買取が広がる。さらに住宅用の太陽光発電では、発電した電気をすべて買い取る全量買取方式となる。

さらに2013年度から、買取価格が付加金への反映され、現在の電力会社ごとに異なる付加金単価から全国一律の付加金単価へと変更される。

しかし、そもそも論でこの買い取り制度により電力料金への転嫁っていうことが全く解せない。

なぜなら再生可能エネルギーが普及すれば余剰電力の購入金額が上昇するのでその分電気料金に転嫁され値上げされるからだ。

この考えに基づけば、2012年の買い取り費用が前年比4~6割増で電力料金が月7~45円上乗せが前提条件となるので2013年も電力料金値上げは必死だ。

しかも住宅エコポイント制度や東日本大震災の復興支援で太陽光発電の更なる普及が考えられ、今回以上の電気料金の値上げされる可能性が高い。

つまり再生エネルギー特措法のまま進んでいけば、今回民主党が掲げている消費税の増税と同様に止め処なく電気料金が上昇することとなろう。

これにプラスして関東では東京電力に原発事故問題がある。政府の方針では東京電力を倒産させずに準国有化で存続させる方針となっている。

その結果、東京電力の経営刷新や資産売却などスリム化が進まないままに、事故保障が政府保証という名を借りて電気料金や税金に転嫁されつつある。

この過ちは原発事故対応の失敗から始まっている。現在、福島原発事故対応の調査については、国会事故調査委員会が行っている。

委員会は、菅前政権への徹底的な粛清を行っていただきたい。そしてその次は東京電力の倒産つまりは、会社更生法の適用である。

これは東京電力と関係者に身を切る努力を行わせるためである。それに合わせて発送電分離も推し進めれば再生可能エネルギー推進も図れよう。

簡単な話、電力の売買を自由にすれば企業参入も図れ、地産地消も可能となろう。相対売買により電気料金の大幅値下げも可能だ。

結局、電力も他業界同様にスリム化と自由化を推し進めるしかない。




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