手足口病流行拡大 全国的に警報レベル超える


14日、国立感染症研究所は手足口病の定点当たり報告数を更新しました。今週の発表によると、第27週(6/29~7/5)に定点医療機関から報告があった患者数は1万7294人で全国の定点当たり報告数は5.48(先週比プラス0.92ポイント)でした。都道府県別では、福井県(15)、京都府(13.01)、香川県(11.14)、山口県(10.43)、栃木県(10.29)の報告数が多く、41都道府県で増加し、警報基準超過は28都府県でした。
手足口病は、子どもを中心に夏に流行し、まれに髄膜炎などの重い症状を引き起こすこともあることから、自治体は手洗いの徹底、タオルの共用をしないなどの予防を呼びかけています。





☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆




「手足口病」春先から増加 大人も注意!予防徹底を



 乳幼児らの手足や口の中に発疹が出る「手足口病」。毎年夏に流行が見られる病気だが、今年は春先から患者が増え始め、過去10年で最も流行した平成23年の同時期に比べ患者数が倍増している。軽い症状で済むことが多いが、脳炎になるなど重症化することもあり、専門家は予防の徹底を呼びかけている。



集団生活で感染拡大


 手足口病は、口の中や手のひら、足の裏などに水疱(すいほう)性の発疹が出るウイルス性の感染症。毎年、夏を中心に発生し、7月下旬に流行のピークを迎えることが多い。国立感染症研究所によると、全国約3千カ所の小児科定点医療機関から報告された今年の患者数は4万9千人を超え、過去10年で最も流行した23年の同時期(約2万2千人)を大きく上回っている。

 患者のせきやくしゃみなどの飛沫(ひまつ)や排泄(はいせつ)物を触った手などを介して感染。3~5日の潜伏期の後、手や足などに2~3ミリの発疹が出る。約3分の1の患者では発熱も見られるが、軽度で38度以下がほとんどだ。厚生労働省によると、患者の約9割が5歳以下の乳幼児。子供同士が接触する機会が多い幼稚園や保育所などの集団生活で感染が拡大しやすい。


 予防するためのワクチンや抗ウイルス薬などの治療薬はないが、多くは3~7日で発疹が消え、治癒する。同研究所感染症疫学センターの藤本嗣人第4室長は「基本的には軽い病気。ただ、まれに髄膜炎や脳炎など重篤な合併症を起こすことがあるので油断は禁物だ」と指摘する。


 重症化のサインは、
嘔吐(おうと)する▽頭を痛がる▽視線が合わない▽ぐったりしている▽呼吸が速く苦しそう-など。これらの症状が見られたら、すぐに医療機関を受診する。




十分な水分補給を


 症状が軽い場合も、口の中の発疹を痛がり、水分補給が不十分になりがちで、脱水症から熱中症を引き起こすこともある。少しずつでもこまめにお茶やスポーツドリンクを飲ませるようにする。子供が食事をしづらそうにしていたら、しみないように薄味にするなどの工夫をしたり、アイスクリームやプリンなど食べられるものを与えたりするといい。

 感染を防ぐには、手洗いやうがいが有効。上手に手洗いができない小さな子供の場合は、食事前などに保護者が手を拭いてあげるようにする。ただ、タオルにウイルスが付着し、そこから感染が広がることも多いので、家族でも手洗い後のタオルは共用しない。



 発疹などの症状が消えた後も3~4週間は大便にウイルスが含まれることがある。トイレの後は流水とせっけんでしっかり手洗いをして、感染の拡大を防ごう。





しっかり手洗い


 原因となるウイルスにはいくつかの型があり、今年はコクサッキーA16とコクサッキーA6の2型が流行。一つの型のウイルスに感染すると免疫ができ、その後は同じ型では発症しにくくなる。大人の感染が少ないのはこのためだ。ただ、過去に感染していない型であれば大人でも感染、発症の可能性がある。

 藤本室長は「子供のオムツ交換後の手指から感染することがある。処理後はしっかり手洗いするよう習慣づけてほしい」と話している。


(ネット引用)



🔱🔱🔱🔱🔱🔱🔱🔱🔱🔱🔱🔱





かなり、深刻な状態になってきましたね。





春先から流行り出してきてましたが、まだまだですね。





数字的には、すごいですよね。






気をつけてください。