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イラチな大阪人は、カットできるものはなんでも縮めてしまう。言葉もどんどん省略していく。
 
 
 
「おもしろい」というのも、「し」をカットしてしまって、「おもろい」というのが、日常用語になっている。大阪人のみならず、関西人が全般的に日頃使っているキーワードといえる。
 
 
 
この「おもろい」という大阪弁、ただ単に「おもしろい」と同じ意味の言葉かというと、そうではない。非常に味のある、身体的な言葉なのだ。臨床心理学者の河合隼雄さんの著書「こころの声を聴く」(新潮文庫)に、こんな記述があるので、ご紹介したい。
 
 
 
『オモロイはおもしろいとは少しニュアンスの差があり、そこにも大切なポイントがあるように思う。オモロイという形容詞を使うとき、それは「面白い」とか「ためになる」などという判断以前、どこか腹にこたえるものがあった、何か未知のインパクトがあったことを意味し、それは知的判断としてよりは、人間全体としての反応の方に重点をおいた言葉である。「オモロイナ、よしやろう!」というように、何かこちらの身体まで動き出しそうな--と言って何をやるのか定かではないが--動きが生じてくるのである。』
 
 
 
 
大阪人が本当の意味で「それ、おもろいやん!」と膝を打つとき、それは、表層的な部分でなく、ヒューマンな部分で共鳴したり、ココロが震えていることが多い。
 
 
 
コテコテで泥臭いというのは実は裏を返せば、そういう"オモロガリ精神"の発露でもあるのだ。
 
 
 
 
◆友人同士の会話
 
 
Aくん
「なあ、なんかおもろいこと、ないか?」
Bくん
「インターネットでもしたらどおや」
Aくん
「そーいえば、インパクって、もう終わるねんな」
Bくん
「そや、年末いっぱいや」
Aくん
「あんな、おもろいもん、なんで1年でしまいなんやろ」
Bくん
「物事はなんでもな、終わりがあるからおもろいねん」
Aくん
「せやろか…」
Bくん
「そういう、もんや」
 
(ネット引用)
 
 
 
 
 
 
★☆彡★☆彡★☆彡★
おもろいで、こんなオモロイもんないで。
見にきてみぃ。
どこでしてんねん?
あのなぁ~
松山のプールや。
なまえ忘れてもた。