(日本中医食養学会より)
薬膳は、必ずしも生薬が使われる必要はありません。
身近な食品を使って いかに美味しく、楽しく、続けていけるか。
食材や生薬を使って、性質をよく理解しながら、気になる症状に効果的な料理を考えることが肝心です。
古い中国の名医は上薬(安全な食材や生薬)を使って未病を治すことを重要視しました。
薬効が強いものや、長期間用いるべきでないものは、副作用などの心配もあるからです。
もちろん、急性病や、急な発熱などの場合には、即効性のある生薬を配合した方剤を投与することもありますが、
長期に渡って、与え続けるということはできる限りしません。
普段の食事からくすりではなく、食材で日常的に養生することをすすめているのです。
身体に優しく、効果的な薬膳を知って、
病気を遠ざけましょう。