今日の一石！
どうもしほりです٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
に向けて、なぜ私がこのような企画を立ち上げたのか？
「説得力」を裏打ちして、みなさんに信用していただくために、
どういったことをしほりが
考えてきたのかを、勇気を出して、発信して行くことにしたからです。
(怖かったし、とても勇気が要ることでした。)
誰かが声を上げねば、業界の状態は悪くなる一方だし、被害に遭う若い子も増えるからです。
さて、日々、ファンの方々のみならず、私の周囲の第一線本物のプロフェッショナルな先輩音楽家さんたちからも、激しくご賛同いただいている近頃。
様々な情報が、寄せられてきています。
今日は、
NHK、Eテレさんの大人気番組
「ねほりんぱほりん」で先日放送されて業界人の間でも騒然となっていた
「地下アイドル業界特集」に関して
いろいろと
悲しい気持ちになってしまう内容だったみたいですが
(かなり過激な面をクローズアップしていたようなので、それがすべてではないことは皆さんもご存知かと思います。)
その内容について、何人かの先輩がたが
コメントを寄せてくださいました。
◼︎私が「お姉さん！」と慕う女性作家さんより↓
"カラオケ音源"を手焼き手売りしてる風な話しの流れから、オリジナルは？って質問に対して、「CD作るにはぁ1000枚とか2000枚とか作らないといけなくて、その為には30万円くらいかかるし...」と答えてたわけだけど、
なるほど"CDを作る事"ってそういう事なのね、音楽を作るって意識じゃなさそうよね？って感じがして。
色々分かってない子達だってのもわかった気がした...そりゃ騙しやすいわなー。
＊＊＊＊＊
非常にこの問題の本質を突いたコメントです。
何が問題なの！？
そんなん自由でしょ？いいじゃん！
と思う方は
今から書きます、私自身の、
一曲が採用されてリリースされるまでの話をぜひ読んでみてください。
「ねほりんぱほりん」という番組でも
「地下アイドルで定番の人気の曲」として
ありがとうございます、やはり登場しました
私が作曲させていただき、ハロプロの実力派グループ「Buono!」へ提供しました
「初恋サイダー」
が紹介されれいたそうです。
そこまで多くの人が日々歌ったり聴いてくれてるというのは作家冥利に尽きることだし
ありがたいことです！
でもね、
プロの音楽家、アーティストというのは
みんな、自分だったり自分が書くでなくとも
オリジナル曲を、努力して、アイディアとお金をかけて制作しています。
そして、私のケースの話ですが
Wikiなどでクレジットを見ていただければわかるように、私は、編曲はしません。
作曲と、作詞のみです。
たまのツイキャスやフリーライブなどで
セルフカバーとして、提供した曲を歌うときに
本物のインストがないもので、私自身がデモとしてアレンジしたインストを使うことがあります。
それをきけば、なんだ、編曲できるんじゃん！
と言われるくらいにはできるのですが
そして、編曲をした方が、安定してお金にはなるのですが、あえてしません。
私としては「メロディ屋」でありたい
という信念があって、編曲は「プロのサウンド屋」さんにやってもらいたいんです。
割と本職である
ピアノのみの曲で編曲は承っていますが
今の時代、時々しかありません。
そして、私はフリーランスで長年活動してきたこともあって、大型案件は特にですが
ほとんど「コンペ」で勝ち抜いて
世にリリースされてきました。
「コンペ」というのは
ひとつのリリース案件に対して
小規模(数人)〜から大規模(1000人)の作家さんに
コンペティションの情報が流され
たくさん曲を集め
その中から厳選して選ばれし「1曲」が
世の中にリリースされるのです。
あまりコンペをしない主義のチームもあり
私は個人的には、こちらの方が好感が持てますが
私のような、無名で、強力なバックアップもない
野良作家は、コンペに挑戦して勝たないといけません。
私の大きな案件の多くはコンペなので
どれだけの戦さ場で勝ち抜いてきたかが
なんとなく想像できるでしょうか？
もちろん、落ちている数の方が
圧倒的に多いので（笑）
この職業の
「たとえ多くの労働をしたとしても
給料が発生せず、相応の対価がもらえるとは限らない」
という
会社員やアルバイトのような安定した稼ぎがある方には、ちょっと考え難い、厳しい世界であるということがわかるかと思います。
だから、今の作家さんは
「制作費」が出る「編曲」を身につけて
きちんと稼げるように努力しています。
しかし、私は、
「メロディ屋でありたい」ために
(コンペに通るための編曲は勉強して身につけましたが)
編曲の仕事を受けるということを
選択しません。
そうなるとですね。
「作曲だけ」
の作家は、まず、コンペに参加するための
デモ制作を、「ノーギャラで」作らねばなりません。
いいクオリティのデモを作ろうと思うと
「自腹で」ギタリストさんに演奏を依頼したり
私は全部自分で歌えるのでいいですが
「仮歌シンガーさん」に依頼して歌を録ります。
私の場合、自分に手に負えないジャンルの曲の時は、お金を払って「デモ用編曲」を知人に依頼したりもしています。
15年前なら、「ピアノと鼻歌」程度でも
メーカーさん側がいい曲かどうか判断できたので
そんなに大変じゃなかったのですが
今は、それくらいガチで作り込まないと
コンペで戦うことができなくなってしまったのも、ひとつ業界の問題ではあります。
が、今は、採用確率が何百ぶんの1、という激戦コンペを
みんな自腹でがんばって作って、
運が良ければ採用され、リリースに至りますが
編曲家には、印税が発生しないぶん
ある程度の「制作費(ギャラ)」がもらえます。
一方
「作曲のみ」のひと
「作詞のみ」のひとには
採用されても、1円も出ません。
(買取契約の場合は印税がない代わりに制作費が出ますが)
「印税のみ」です。
つまり、それがもしすごく売れたら
リリースから6ヶ月とか9ヶ月後以降に
やっと、印税が発生します。が
ほんのちょっとしか売れなかった・・・
となると
「6000円しか入ってない。。。。」
みたいな、ケースもあるということです。
もしデモテープ制作に自腹で何万か払ってたら
赤字ですね・・・(血の涙)
そういうわけで
私も日夜、通るかどうかわからないコンペに参加して、自腹でお金を払ってでもデモのクオリティを上げ、
見事採用を獲得したら
あとは
いくらになるかわからない印税のみを
あてにして生活していることになります。
けっこう鋼の意思、
鋼のハートが必要です（笑）
でも
編曲家さんの中には
「制作費が少なすぎて理想の音がとれない」
ということもあると
「自腹を切って」スタジオ代や
ミュージシャン代を出してまで、ハイクオリティな音楽をリリースできるように、と努力されている方もいます。！！
しかも
すごい人ほど、それを平然とやります。
というわけで
無断で使われるインストにしても
CD-Rに焼かれて手売りされている楽曲も
音楽家のこのような努力の結果
みなさんの手元にリリース楽曲として
届いているのです。
さあ、どう思いましたか？
あなたの好きな曲、
それを生み出している人たちの才能と努力への
リスペクトが
少しでも芽生えてくれたら
嬉しいなぁとおもいます。
＊＊＊＊＊
ちなみに、シンガーソングライターとしての
私の活動はですね
自主レーベル SHERRY MUSICで
ほぼすべてを自分で手配して(デザインまでだいた自分でやったりします)私自身がお金とアイディアを出して、すべて作っています。
周囲の仲間たちや、仲良しのスタジオさんのあたたかい協力のもと、お友達価格などで助けてくれたりして、本当に涙涙感謝感謝！！
ですが、
お友達価格にしてもらったとしても
たとえばシングル1枚出すにしても
かるく100万円は超えたりします。
でも、「稼ぐこと」が目的ではなく
(もちろん「収益はだします」よ？)
「いい音楽を世に出す」ことが目的だから
お金をかけて、いいものを作る努力をするのです。
そして、コツコツとオリジナル曲を
作りながら、ライブで発表したり、プロジェクトを組んで行ったり。
それが「音楽活動」だと認識しています。
100万、200万が一気に飛んだりすると
そりゃー心臓が縮みあがりますけど
今の自分にできる範囲でがんばっているというかんじで
もっと、全く売れてなかった
CD-Rで焼いていた時代は
ほとんど制作費をかけずに、アイディアで工夫して作っていた時代も長くあります。
お金をかけなくても
アイディアで、制作することも可能なんです。
が、オリジナルでしかCDにしたことがないし
他の人のオリジナルを
自分のCDとして売る
という発想は
今まで生きてきて、まったくなかったので
ちょっと信じられないというか
開いた口がふさがらない
というところですかね。。
というわけで
本当に「音楽で食べていく」
というのが
どういうことなのか、ということを
私のケースを引用してご紹介いたしました。
ライブでカバー、くらいは
ライブハウスがJASRACと契約していれば
別に違法でもなんでもないんですけど
他人のオリジナル曲を無断で
CDにして販売するのは、著作権法に触れます。
ので、こちらに関しては
モラルの向上を心より願っています。
ではでは！
ねほりはほり
しほりー！！でした。٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
◼️2月22日(水) 開場19:30〜/開演20:00〜
◼️銀座 Miiya Cafe
◼️¥3,000(1D込)
◼️イベント詳細はこちら
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