二日前は朝からすごくご機嫌だった天使ちゃん。
笑顔をいっぱい振り撒いてくれ私も幸せいっぱい♪
でも、朝からちょっと、ゴホゴホと咳込んでる。
ん?風邪か?
でも乾いた咳で鼻水もタンも絡んでなく、離乳食もしっかり食べるしいたって元気。

それなのに咳は時間が経つごとに酷くなり、夕方にはタンも絡みちょっと苦しそうになってきた。

そして夜はというと、普段寝付きがよくあまり泣かない子が、咳をする度に苦しくて起きてしまい、ギャン泣き状態。
眠くても苦しくて眠れない様子。
夜は、私の体を心配して夫が天使ちゃんとの添い寝を替わってくれるも、ママじゃないと嫌!と.。

普段から人見知りをあまりしないから、ママじゃないと駄目って泣いたりする子ではないのに、風邪の時はストレートに感情を表に出しているようで、少しでも繋いでた手を離すと夜中でも起きて泣き出してしまう始末。
唯一、私の手を握ってる時だけが落ち着いてくれている。


天使ちゃんにとっては初めての風邪。
苦しくて辛いのは見ているこちらも胸が痛くなる。
できる限り側にいて安心させてあげたいと思う気持ちと、血小板が2、4万まで下がってる時にもし風邪がうつることがあれば、確実に私の血小板はまた数千まで下がる恐れがある。
そんな思いとの葛藤。


小さすぎる天使ちゃんにはマスクは無理だから、せめて私だけでもとマスクを予防としてつけ、1日中天使ちゃんの看病に明け暮れた。
苦しくて寝つけない天使ちゃんの手を少しでも安心できるようにと24時間握りしめ、泣き続ける天使ちゃんをさすり、昨日は一睡もすることなく、朝がきた。

さすがに私の体が悲鳴をあげかけていた。
私が倒れてはいけないからと、夫が午前に半休を取ってくれ小児科に連れて行ってくれた。
診察結果はただの風邪。

症状は咳とタンだけで、熱はこの時はなく、鼻水もなし。

そして薬を貰い帰ってこれた。
その後、風邪の症状もますます酷くなり、苦しそうな呼吸と咳に天使ちゃんは泣き続け、こんなに泣く天使ちゃんは今までに見たことがなかった。

前回、天使ちゃんの看病で無理が重なり、ウイルス感染してしまった際、血小板が6000まで低下、緊急入院になった時、私の親には「あなたにもしものことがあったら、どれだけ天使ちゃんが悲しむか考えなさい。一人で天使ちゃんのことを全てやろうとせず、自分の病気のことを一番に考えなさい。 それが天使ちゃんのためでもあるんだから。 」
と言われたことがあった。
今回もきっと天使ちゃんが風邪をひいたと分かったら、ウイルスに囲まれた中にいる私の体を心配し、「実家に預けなさい!」て言われるのは分かってた。
ITPのことを考えたら、それが一番いいのもよく分かる。
でも出来なかった。
普段愛想がいい天使ちゃんが夫にすら嫌がり、ママ、ママと苦しそうに泣きながら求めてきている時に預かってもらうことなんて、私には出来ない。
ウイルス感染しても血小板が下がらないタイプの人もいるけれど、私は毎回下がってしまうタイプ。

予防といえばマスクのみ。

これだけウイルスまみれになっているのだから、免疫力を低下させてる私にはウイルス感染するのも時間の問題。
正直、血小板も治療ももうギリギリのところまできている。
ITPと一生付き合っていかないといけないと分かっていても、それでも子供が欲しいと願ったのは自分だから、それも覚悟している。
ITPとしての自分と、母親としての自分、どうしたらいいのか…。

葛藤・・・。

ITPのママさん方は、こんな時、どうされてるんだろう….


そして夜、今度は熱が上ってきた・・・38,9度。

処方されたアスピニー座薬を使ったところ、異常な興奮状態に陥ってしまい、暴れ、叫び、最後には抱っこしてもなにしても情緒不安定で何時間も泣き続け・・・。

すごくまれにみられる副作用とのこと。

「まだ小さすぎて、薬の量が天使ちゃんには多かったのではないか?」と今朝の再診で言われた。

薬って怖いな・・・。



【小児科で処方された薬】

●ホクナリンテープ  気管支を拡げて呼吸を楽にする貼り薬。

●ムコダインシロップ  痰を出しやすくする薬。

●小児用ムコソルバンシロップ 痰のすべりを良くし、痰を出しやすくする薬。

●アスベリンシロップ  咳を鎮め、痰を出しやすくする薬。

●アスピニー座薬(38、5度以上)  熱を下げたり、痛みをやわらげる座薬。