出産まとめ



ITPをもっての妊娠は妊娠中、血小板減少する人が多い。
逆に妊娠中、血小板が上がる人もいるみたいだけど、どちらに転ぶかは妊娠してみないと分からないと言われてきた。

実際妊娠中、血小板が下がったら血液内科主治医がプレドニンやガンマグロブリン、血小板輸血など、母子を助ける為に最善な方法を取ってくれるのだけど、やっぱり目の前で血小板がどんどん下がってきてしまうと不安になってしまうもの。


妊娠して早い段階から血小板が落ち始め、初めての妊娠で不安なことだらけだった頃、私の経過をずっと診てくれていた元主治医に言われたある一言で全ての不安が一気になくなり出産まで乗り気ることができた魔法の言葉がありました。

それは
「しぐまるさんの場合、妊娠前から血小板が下がることが分かっての妊娠なんだから、血小板が下がってきても気にすることはない。」

たった一言だったけど、この一言を支えに私は出産まで乗り切ることができた。


ITPであっても子供が欲しいと思った時、妊娠時に血小板が下がる人が多い話は聞いていたから覚悟の妊娠だったのに実際は不安になんかなってた。

血小板が下がることは分かってたんだから、血小板が下がってきてもいちいち気にしなくていいんだ♪先生の言うようにあまり心配性にならずマタニティーライフを楽しもう。
いざというときは血液内科主治医と産科医がなんとかしてくれると信じて。
そう気持ちを切り替えてからすごく不安が軽くなった。


それ以来、血小板が下がってきても、赤ちゃんがお腹の中にいるんだから仕方がないね♪
だってITPなんだも~ん(笑)て。
それより血小板も不安定な私でもママになれるんだ♪て気持ちの方が強かった。

妊娠したから血小板が下がってしまった。
やっと切れたプレドニンを再び飲み初めないといけなくなった。
ネガティブに言ったらそうなんだけど、血小板が下がっていたのは赤ちゃんがお腹にいる証でもある幸せな証拠♪て思ったら血小板減少も辛くなかったかな。


それに信頼している先生に言われたのも精神的に大きなかった気がする。

同じ血小板数でも先生によっての反応は本当に様々。
私にこの言葉をかけてくれた元主治医は現主治医とは違い、私がITPになってからずっと経過を見守っていてくれてた先生でもあったから、妊娠によって血小板が下がってきても、

「前よりマシ!」
「これならまだ大丈夫。そんな不安になる必要は全然ない」
「よく血小板も頑張ってくれてるね。」

と唯一下がった時にも励まし続けてくれていたのも安心感に繋がった一つだった。
現実は変わらないからこそ、気持ちの持ちよう!が大切なんだと先生から学んだ。