特発性血小板減少性紫斑病(ITP)の闘病日記


明日は血液内科の診察日。
ここずっと悪かった胃の調子も治り下痢も収まって、薬も一週間位前から飲まなくても生活できるまでに回復。
胃の調子が元に戻ったら血小板も戻ってきてくれるといいのだけど難しいかなぁ。
紫斑はぼちぼちあるくらい。


治療を変えてからの私の最低値は約6万台。
それが二回も続くことは初めて。
胃が回復したことで血小板も回復するのか、関係なくこのまま下がっていくのか、今回の検査結果はちょっと分かれ道かも。
ITPとして6万あれば十分安心して日常生活が送れる。
だけど私は子供が欲しい。
妊娠中は血小板が大きく下がる事を予想して妊娠するまでは5万は絶対切りたくない。
これは主治医も思ってることで、血小板が下がる前に早く妊娠を!と皆が焦ってる状態。
でも婦人科に通い始めて一年以上が経つけれど、人生はそんなに甘くはないね。
血小板のことがなければもう少し、妊娠できないことに対しても穏やかでいれたのかもしれないのに。



「ITPだから仕方ない。」

今までいつもこの言葉でいろいろな事を我慢してきた。
なかなか妊娠に至らない自分と血小板が刻々と下がってきている現実に、焦るなって言う方が難しいと思う。

血液内科と産婦人科の連携があれば2万でも妊娠、出産は大丈夫だと聞いているけれど、妊娠中、入院続きで不安な状態で過ごすことになるより少しでも多く血小板があって安心な状態で妊娠、出産を迎えたいと思うのは私のワガママ?

刻々とせまる血小板のタイムリミットがとても怖い。


いつも診察時の1番最初に聞かれる言葉。
「お変わりはありませんか?」
妊娠のことも含まれているんだと思う。
ごめんね先生、今回もまだ…。


初めて主治医から妊娠許可が出て、ハイリスク産婦人科と連携が取れるようにと転院までして妊娠に備えることになって病院を転院した。

それからもう2年以上が経つ。


転院して初めて今の主治医の診察の最後に

「早く妊娠できるといいですね」

と言ってもらえて当時血小板が2万しかなかった私に言ってくれたその言葉はITPでも妊娠、出産ができるのかもしれない。って希望をもてたのを鮮明に覚えている。

でも現実はいつまでたっても・・・。
本当に難しいね。

血小板が落ちるのが早いか、妊娠できるのが早いか、私はいつも追っかけっこ・・・。


「ITPだから仕方ないね。」