場所は港区築港。標高は4.5mです。
地理院地図に山として掲載されている山では、仙台市の日和山(3m)が最も低い山とされています。ただし日和山には三角点が無く、三角点がある山としては天保山が最も低いそうです。
「三角点が無いから山じゃない」
と言いたいわけではないですよ。そんなことしたら私の名峰探訪 が成り立たなくなってしまいます(笑)
三角点(頂上)は天保山公園の中にあります。
天保山公園は観覧車から東へ歩いてすぐのところですよ。
入口の防潮堤には昔の絵画の陶板が飾られています。
こちらは浪花百景の天保山。澪標が大きく描かれていますね。澪標は昔の水路標識でして、大阪市の市章にもなっています。
右奥に山が描かれていますが、これは天保山じゃないですよ!(笑) 天保山はその手前の海に面した丘です。
こちらは浪花天保山風景。
天保山で遊ぶ人々が描かれていますね。
天保山は安治川河口の浚渫工事(1831-32年)で出た土砂を積み上げられてできた人工の山です。浚渫工事のときの元号をとって天保山と名付けられたそうです。山ができた当時、高さは約20mあり、入港の目印としての役割も担いました。いまは沈下してしまって山であることに気づきません(笑)
人気のない公園の奥に行くと山頂を示す看板がありました。
これが山頂です!
写真左下の標石が三角点ですよ。
川の向こうにUSJが見えますね。
天保山の地元には山岳会と山岳救助隊が結成されているそうですが、これまで救難要請はゼロとのこと。
振り返ってみると、公園内にはもっと高い丘がありました(笑)
(訪問日2016/6/4)
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