路線バス(高速バスを含む)だけを使って夫婦で西国三十三所を巡礼しています。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
長谷寺の門前に法起院というお堂があります。
ここは西国巡礼の祖、徳道上人が隠棲した地だそうです。
718年、徳道上人は病に倒れ、あの世で閻魔大王に出会いました。そこで閻魔大王から
「悩める人々を救うために観音霊場を33ヶ所つくり、世に広めよ」
との啓示を受け、死後7日の身に戻り、今日の札所を開くに至りました。
2018年、西国三十三所巡礼は草創1300年を迎えます。各札所ではこれを記念して2016年3月から様々な行事を催すことになっています。この時期に巡礼しようと思い立ったことに何かの縁を感じます。
山門は長谷寺参道から少し奥まったところにあり、参道と初瀬川に挟まれた境内はささやかなものです。
山門をくぐってすぐ正面に本堂(開山堂)があり、本尊の徳道上人像が祀られています。この像は徳道上人自身の作だとか。
境内の左手奥には門を構えて塀で囲ってあるところがあり、入ってみます。
中には十三重石塔があり、こちらが徳道上人の御廟とされています。
十三重石塔に向かってすぐ左手に「ハガキの木」と呼ばれる木がありますよ。
木の葉の裏側に尖ったもので文字を書くと、そこが変色して字が読めるようになります。この葉に書くことがハガキの語源になったのだとか。
願い事を書くと叶うと言われているそうです。
すぐ裏が川で、山からの冷気が伝わってくるためか、長谷寺よりもこちらの方が「隠国の初瀬」のイメージに合うと感じました。
奉拝
開山堂
法起院
次は奈良市内中心部にある興福寺南円堂を目指します。
(訪問日 2016/2/21)
--------------------
【各テーマの目次はこちら】
--------------------
広告:京都駅前 ウリ韓国語教室
少人数、会話中心で上達を!