【西国巡礼】53 番外札所 法起院 | バスと献血のたび

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大阪からバスを乗り継いで遠くまで行きたいです。
献血の記録も載せていきます。

路線バス(高速バスを含む)だけを使って夫婦で西国三十三所を巡礼しています。

【前回のおはなし】  

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長谷寺の門前に法起院というお堂があります。

ここは西国巡礼の祖、徳道上人が隠棲した地だそうです。

 

718年、徳道上人は病に倒れ、あの世で閻魔大王に出会いました。そこで閻魔大王から

「悩める人々を救うために観音霊場を33ヶ所つくり、世に広めよ」

との啓示を受け、死後7日の身に戻り、今日の札所を開くに至りました。

2018年、西国三十三所巡礼は草創1300年を迎えます。各札所ではこれを記念して2016年3月から様々な行事を催すことになっています。この時期に巡礼しようと思い立ったことに何かの縁を感じます。

 

山門は長谷寺参道から少し奥まったところにあり、参道と初瀬川に挟まれた境内はささやかなものです。

 

山門をくぐってすぐ正面に本堂(開山堂)があり、本尊の徳道上人像が祀られています。この像は徳道上人自身の作だとか。

 

境内の左手奥には門を構えて塀で囲ってあるところがあり、入ってみます。

中には十三重石塔があり、こちらが徳道上人の御廟とされています。
 

十三重石塔に向かってすぐ左手に「ハガキの木」と呼ばれる木がありますよ。

木の葉の裏側に尖ったもので文字を書くと、そこが変色して字が読めるようになります。この葉に書くことがハガキの語源になったのだとか。

願い事を書くと叶うと言われているそうです。

 
すぐ裏が川で、山からの冷気が伝わってくるためか、長谷寺よりもこちらの方が「隠国の初瀬」のイメージに合うと感じました。

奉拝

開山堂

 法起院

 

次は奈良市内中心部にある興福寺南円堂を目指します。

  

(訪問日 2016/2/21)


【続く】


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